2003年05月31日

重装備で城下町巡る

◎第271回【城下町佐倉をめぐる】
 5月31日(土)午前10時11分、JR佐倉駅に集合したのは、18人。時ならぬ台風襲来のため、出席者が少ない。もう降り始めていたので、改札口前の駅構内で簡単な打合せ。体操も省略して雨具の重装備。傘を差して外に出る。

 駅前の大通りは広く歩道もしっかりしていて様々な彫刻が10メートル毎に立ち並んでいて目を楽しませてくれる。高崎川を渡り右折して立派な市役所沿いに左折してすぐに右折するともうちょっとした山道になる。登りきったところに旧堀田邸さくら庭園が広がっている。中に入ってみたかったが、雨に濡れた靴の脱着が面倒くさく誰も入ろうとしない。そこでそのまま歩き、佐倉順天堂記念館に向かう。
 順天堂大学発祥の地、江戸時代にすでに手術をマスターしたと言われ、当時の手術器具が陳列されていたが、痛そう! 
 雨がますます激しくなる。旧成田街道の道筋を歩くが、酒屋さんや雑貨屋さんがまるで時が止まっているような佇まいを見せてそのまま店開きをしている。歩道らしきものは溝蓋の上。歩きにくく、いつ割れるかもしれないと要らぬ心配をしながら水溜りを避けて歩くのは大変だ。
歴史生活資料館があったので、雨宿りをかねて入り込む。人懐こい係の人に釣られて、ついお弁当を取る場所の相談をしたところ、早速電話をしてくれ、おはやし館の2階に広間があり、使えると紹介を受けた。
 何の関係もない我々のことを心配してくれ、その世話まで買ってくる人情味の豊かさ、もう都会では失われたものがここでは残っている。早速、言葉に甘え、おはやし館に向かう。ここでも親切にしてもらえ、雨に濡れてうっとうしくなっている一同を快く迎えてくれる。約1時間、弁当を広げ持ち合わせたお互いのお菓子などをつまみ、身も心も温かくなって一歩外に出たところ、風までいつのまにか激しくなり、傘の骨がひっくり返るような状態。
 これではもう歩けないと判断し、佐倉市立美術館、麻賀多神社、武家屋敷、佐倉城址公園、姥が池を省略して直接京成佐倉駅に向かい、ここで解散した=約8㌔=。

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2003年05月24日

茶畑で茶っきり歩く

◎第270回【加治丘陵と狭山茶のふるさと】
 5月24日(土)10時過ぎ、仏子駅南口に集合したのは、ゲストを入れて37人。ゲストの中沢さん、地元にお住まいとのことで、早速、案内役をお願いして出発。旧サイクリングコース入口にある小公園で打合せと体操。

その後、痛みの激しいアスファルトのコースを歩き始めるが、ママチャリでは到底運転できないほどアップダウンの激しい道。自転車には1台もお目にかからなかった。それだけに新芽、若葉の林間コースは気持ちよく歩ける。アップは苦しいが、ダウンは楽だ。ただし、全体で登っていくわけだからダウンがあると必ず上りがあることになる。
 途中、展望台への近道があって、誘惑に駆られたが、我慢してみると案の定下り。上りが待ち構えているのが見え見えだった。頂上近く愛宕神社があった。愛宕神社は山の神様、必ず高いところにあるそうで、ほどなく桜山展望台に到着。
 展望台は5階建で階段の登りはきつかったが、頂上からの眺めは360度の展望。ここで若干の休憩。本来なら富士山も眺望できるはずだが、薄曇の天候で靄がかかり、見えない。
 続いて今度は緩やかな下り。豊泉寺の瀟洒な庭を覗き、入口には虚空蔵菩薩が可愛く眠っていた。いよいよ一面茶畑の中を歩く。茶っきり娘がたむろしている様子を想像していたが、人っ子一人いない茶畑が続く。よく見ると茶畑の畝にレールが敷いてある。機械作業で茶摘みがほとんど行われるようだ。
 大きくていろんな設備のある茶業公園を思い浮かべていたが、何にもなくてちっちゃな丘の上に柵があるだけの公園。満杯になってお弁当を開く。堆肥の臭いも茶の香りに混じって漂ってくる雰囲気。わいわい騒ぎながら昼食を終えた後、茶畑の中に入って歩いてみた。フカフカの畝は足を埋めてしまいそうだが、なかなか乙なもの。
 日本一の道標でしばらくたたずみ、後は一直線で駅を目指したが、途中、ゲストの中沢さんに紹介されたお茶屋さんに立ち寄り、新茶を物色した。時ならぬ30人余りのお客さんに押しかけられ、お茶屋さん、家族総出でてんてこ舞い。それでも新茶のサービスに茶飴までサービスしてもらい、料金は1割引。
 お互いにほくほくして帰りを急ぎ、仏子駅で三々五々解散した。 =約11㌔=

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2003年05月17日

三原色の豊満なバラ園

第269回【谷津バラ園と谷津干潟】=約11㌔=
 5月17日(土)10時、JR京葉線南船橋駅改札前で集合、高速道路下を通る歩道橋を渡り、谷津干潟に到着。干潟を右手に見ながら、谷津公園に入る。若干遅れる人の分も合わせ、団体入場券を買い、谷津バラ園を見学。

 バラ園のバラは、今がまっ盛り、赤、紫、黄色、ピンク、白、それに青、三原色の色をさまざまに組み合わせた花の色はまさに豊満=グラビア2=。20日前の下見では一片もなかったこの美しさが、たった20日で実現する自然の脅威に目を見張る。園外に出て、打合せと体操。それに来週の土休券を配って、総勢39人、改めてウォーキングを開始。
 谷津干潟は引き潮のせいか野鳥の姿はほとんど見えない。干潟を離れて今度は秋津公園に入る。ここは各種の運動施設が充実しているようで、若い人の出入りが激しい。つづいて香澄公園に入り、ジャブジャブ池のほとりでお弁当を開く。
 つい30年前まではたぶん海の中。それが埋め立てが進み、湾岸道路が出来、住宅地が出来、そして6キロ以上の長い緑道が作られ、樹木が生い茂り、池や川が出来、自然が生まれている。何だか奇妙な感慨にふけりたくなるが、そんなことを忘れて初夏のさわやかな気候の中で快適に歩く。
 浜田川に突き当たり、やっと緑道と別れたが、今度は浜田川の両岸が公園になり、出来上がったばかりの若々しい芝生を歩き、幕張地区に出る。一番突端にロッテ球場が大きく立ちはだかり、球場を右手に見ながら幕張海浜公園に入る。
 浜側が歩けるのかどうか、気にしながら通行禁止を無視して海辺に出てみる。遊泳禁止になっている浜辺はそんなにごみもない砂浜がきれいに続く。ただ、砂浜を歩くのはきつそうなので、雑草に覆われた砂地の堤防の上を歩いてみる。右側に砂浜と海を眺め、左側は松林が続いている。夏場では木陰がなく大変な場所。しかし今日は、湿度は高かったようだが、気温が低く、気持がいい。
 快い微風を受けながら海辺を離れ、色とりどりの草花で飾られている歩道橋を渡り美浜園に入る。途中、プリンスホテルが経営する日本庭園があったが、中に入らず、そのまま、広大な幕張海浜公園を横断して海浜幕張駅前に出て解散した。 

Posted by taichiro at 10:18

2003年05月10日

下町情緒の夜店通り

◎第268回B【江戸風情溢れる街 谷中根津千駄木】
 (JR駅からハイキングNo.01007)
5月10日10時に集合したのは24名。上野公園、寛永寺を通り抜け、入谷鬼子母神、合羽橋道具街を歩き、谷中霊園で休憩。
千駄木では、民家の前で耳かきを頂く。根津神社内を通り、車の少ない道を歩き森鴎外記念館に立ち寄り、最後は下町情緒のある店が並ぶよみせ通り、谷中銀座を通りゴール日暮里駅に13時に到着。

Posted by taichiro at 10:14 | Comments (0)

技術と磨かれた感性

◎第268回A【碓井峠アプトの道旧線ハイキング】
 (JR駅からハイキングNo.05002)
 5月10日(土)軽井沢一泊組(別記番外編参照)は7時半朝食、9時ホテル出発。ホテルバスの厄介になり、途中、軽井沢駅に荷物を預け、横川駅までオーナー自らの運転で送ってもらった。

 駅前で記念品とバッチを貰い、10時4分に到着する日帰り組8人を迎え、総勢20人で『碓氷峠アプトの道旧線のハイキング』に挑戦。
 行きは僅かに坂道と思いながらの道も帰りには可也の坂道と実感。この坂を重い車両を数多く連ねて喘ぎながら登った機関車、アプト式でなければ越せなかった難所の碓氷峠、当時、列車で越したトンネルの中で窓から入って来た石炭の煙の匂いと車中の記憶。ウオーキング中、トンネルの中からから見えた新緑の鮮やかな美しさ! 先人の確かな技術と磨かれた感性の豊かさを表現した美しい眼鏡橋、豊かな自然の中の碓氷湖一周散策、お土産買い物等、楽しみながら、横川駅に戻り、ゴール。
 横川名物「釜飯」を全員でいただき、日帰り組は14時30分発の臨時電車で、帰京。一泊組は14時55分のバスで軽井沢に向かい、軽井沢17時発の新幹線で帰京した。

Posted by taichiro at 09:58 | Comments (0)

2003年05月09日

オゾン一杯竜返し滝

番外【初夏の軽井沢ウォーキング】
 5月9日(金)東京駅に12名が集合、定刻8時12分に発車したあさま537号に乗車。車内で手持ちのお菓子を分け合い食べ合っているうちに9時26分軽井沢駅に到着。あらかじめお願いしていたホテルバスに乗り込み、峰の茶屋まで送ってもらう。

 すがすがしい新緑の中を快適に歩き白糸の滝で小休止。引き続き信濃路遊歩道を進み、竜返しの滝でオゾンをいっぱい浴びる。小瀬パークホテルで休憩し、温泉に入り持参のおにぎりを食べる。都会の喧騒を離れ、桜やりんごの花やいろんな小鳥を眺めて、ゆったりと別世界に浸る。
 今度は、自動車もほとんど通らず、人も通らない砂利道の小瀬林道を我が一行、熊除けも兼ねて傍若無人に大声で語り合いながら歩く。うっかり野鳥の森を見過ごしそうになり慌ててバック、森に彷徨い込む。観察小屋に入ってみたが、もう午後で餌付けの小鳥には会えず、シジュウカラのほかに冗談でゴジュウカラがいると言っていたら本当に居て、我々ロクジュウカラを驚かせた。 
 その後、星野温泉を通過し、中軽井沢駅を越え、イングランドハウス・ウインザーまでの道程、一本道だったが、自動車道を通ったため、意外にきつく疲れた。ホテルはこじんまりした家庭的雰囲気のある佇まい。夕食のフランス料理は本格的でなかなかの味。「ツルベ」が口直しということ、初めて知った。「牛ロースの胡麻風味」に途中で仲間が採取したクレソンがとても合っていた。
 夜は塩沢湖のほとりにある塩沢天然温泉までホテルバスで送迎してもらい、本日2度目の温泉に入り、一日の疲れを癒し、快適な眠りについた。お天気に恵まれた今回の軽井沢は2年前の大雨の思い出を塗り替えてお釣りの来るくらい楽しい旅になった。わずか半日の間にも萌黄色から鮮やかな新緑、若草色へと自然の日々の動きが感じられた。

Posted by taichiro at 09:54 | Comments (0)

2003年05月03日

薬王院で大輪の牡丹

◎第267回【長崎・目白・中野】=約10㌔=
 5月3日(土)10時、高田馬場駅前の(ビッグボックス前)広場に44名が集合。この場所は人がたむろしていてもあまり気にならないようだ。軽井沢行の人に切符を渡す。5月に入って日差しもきつさを増し、歩く前から暑い。早々におとめ山公園を目指してあるく。うっそうとした木陰がなんとも気持ちよい。乙女山じゃなくてお留め山だって! 林間広場で打ち合わせとH.Wさんの体操。

 急遽、本日のコース変更を提案し、前回(119回実施)は見損なった牡丹を見ようと薬王院へ向かう。満開は過ぎていたが、大輪の花がたくさん咲いていた。ちょっと戻り道を迷い、野鳥の公園を回ってコースに戻り、新目白通りを渡って、目白の森を抜ける
 小さな池で子供たちがザリガニを捕っていた。じめじめした暑さにうんざりしながら、山手通りを渡る。豆腐屋さんに挨拶し、ときわ湯を見て岩崎家住宅の生い茂った大木と江戸時代の旧家を眺め、久保田さんの実家を覘き、中野通りへ。通りから見えていた水の塔が隠れたら右に入り込んで水の塔公園。Aの先頭グループがいた。後ろが来ないとかで待っているそう。「先に哲学堂公園に行ってるよ」ということで歩き始める。
 哲学堂公園でCとAのほかの人が待っていた。しばらく哲学の林で休憩。下見のときは六賢台に入れて登れたのよと自慢。妙正寺川に架かる観象梁を渡り、新しく出来た梅林を抜け、中野通りに戻る。貫禄たっぷりの桜並木は涼しい木陰を作ってくれる。西武新宿線の踏切を渡り、新井薬師公園を眺め、ひたすら中野駅に向かい、サンプラザに到着。人通りの人目を気にしながら、建物の影で体操して解散。

Posted by taichiro at 20:37 | Comments (0)