2003年05月24日

茶畑で茶っきり歩く

◎第270回【加治丘陵と狭山茶のふるさと】
 5月24日(土)10時過ぎ、仏子駅南口に集合したのは、ゲストを入れて37人。ゲストの中沢さん、地元にお住まいとのことで、早速、案内役をお願いして出発。旧サイクリングコース入口にある小公園で打合せと体操。

その後、痛みの激しいアスファルトのコースを歩き始めるが、ママチャリでは到底運転できないほどアップダウンの激しい道。自転車には1台もお目にかからなかった。それだけに新芽、若葉の林間コースは気持ちよく歩ける。アップは苦しいが、ダウンは楽だ。ただし、全体で登っていくわけだからダウンがあると必ず上りがあることになる。
 途中、展望台への近道があって、誘惑に駆られたが、我慢してみると案の定下り。上りが待ち構えているのが見え見えだった。頂上近く愛宕神社があった。愛宕神社は山の神様、必ず高いところにあるそうで、ほどなく桜山展望台に到着。
 展望台は5階建で階段の登りはきつかったが、頂上からの眺めは360度の展望。ここで若干の休憩。本来なら富士山も眺望できるはずだが、薄曇の天候で靄がかかり、見えない。
 続いて今度は緩やかな下り。豊泉寺の瀟洒な庭を覗き、入口には虚空蔵菩薩が可愛く眠っていた。いよいよ一面茶畑の中を歩く。茶っきり娘がたむろしている様子を想像していたが、人っ子一人いない茶畑が続く。よく見ると茶畑の畝にレールが敷いてある。機械作業で茶摘みがほとんど行われるようだ。
 大きくていろんな設備のある茶業公園を思い浮かべていたが、何にもなくてちっちゃな丘の上に柵があるだけの公園。満杯になってお弁当を開く。堆肥の臭いも茶の香りに混じって漂ってくる雰囲気。わいわい騒ぎながら昼食を終えた後、茶畑の中に入って歩いてみた。フカフカの畝は足を埋めてしまいそうだが、なかなか乙なもの。
 日本一の道標でしばらくたたずみ、後は一直線で駅を目指したが、途中、ゲストの中沢さんに紹介されたお茶屋さんに立ち寄り、新茶を物色した。時ならぬ30人余りのお客さんに押しかけられ、お茶屋さん、家族総出でてんてこ舞い。それでも新茶のサービスに茶飴までサービスしてもらい、料金は1割引。
 お互いにほくほくして帰りを急ぎ、仏子駅で三々五々解散した。 =約11㌔=

Posted by taichiro at 2003年05月24日 10:22
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