2002年08月31日

名称変わる銀行建物

◎第233回【日本橋・銀座・浜離宮】 =約8㌔=
 8月31日(土)午後5時、和田倉噴水公園に集合したのは何と47人。今年最後の夕涼みウォークは盛況裡に始まった。H.Wさんに体操の指揮をしてもらった後、歩き始め、ビルに囲まれた将門首塚を覗く。超近代的な高層ビル街に似合わない雰囲気だが、線香の煙が立ち、大事に守られていることが分かる。

 いつのまにか逓信総合博物館は、気にも留めず、通り過ぎたが、日本銀行のバロック基調の威容は流石に目を引く。正門玄関はどちら向きだろうと議論しながら、通り過ぎたが、たぶん皇居側だろうということで落ち着いた。コリント式の列柱で有名な三井本館。ところが「さくら」になったり、「三井住友」になったり、最近の銀行経営に節操がなくなって重厚な建物が軽薄に見えてくるから不思議だ。
 日本橋を渡り、後は一直線、中央通りを歩く。人通りはすごかったが、折りしも歩行者天国の時間、車道を闊歩したおかげで歩きやすい。銀座発祥の地碑をちらっと眺め、午後6時に終わるというホコテンに追われるように先を急ぐ。
 銀座8丁目に着いたときが、丁度6時。計画では日比谷公園に行く予定だったが、浜離宮庭園がライトアップされ、コスモスが真っ盛りという情報に、急遽、進路を変更して浜離宮に向う。こういう情報、皆敏感なせいか、見物客が意外に多く、わがGNPグループ全員が揃うのを待つために入口で屯していたのが目立つ。わざわざ係員が訪ねてきて団体入場の手筈を助言。スムーズな入場が出来た。
 入園した頃はすっかり日も落ち真っ暗になっていたが、ライトアップのおかげで十分歩けた。ただし、コスモスの咲き誇っている姿はよく分かったが、橙色の光のせいか、コスモスの色合いがはっきりしない。せっかくのライトアップだが、コスモスの鮮やかさ、可憐さは、やはり太陽の光で見るべきだと見識を新たにして、本日のウォーキング、無事終了した。

Posted by taichiro at 19:33

2002年08月24日

ぎっしり詰まる青稲

◎第232回【トトロの森 狭山丘陵ハイキング】
 8月24日(土)午前10時、西武球場前駅に集合したのは、31人。どういうわけか、酷暑の8月下旬、涼しくて半袖の腕が気持ちいい。
みんな見ている駅前広場でU.Tさんの指揮でストレッチ体操。ものの本に掛声があっても、ほとんどのウォーカー、準備運動もしないでいきなり歩き出している。その上、ほとんどのんびり歩き。こんな中でGNPの面々、いつのまにか平気でストレッチ体操を行い、早足歩きが出来るようになった。

コースはしばらく狭山線の横を歩き、左折してから住宅地の中を行く。不思議なことに田圃がところどころにある。青々とした稲だが、もう実をつけている。ぎっしり詰まって植わっている稲、もう少し隙間があったのではないかなどと想像しても、もう実感がないほど都会に染まっている自分を発見する。
トトロの森3号地を掠め、やがて1号地に入る。少しぬかるんだ道で、ちょっとした坂道にかかると渋滞が始まるが、あんまり気にならずについて歩けたのは涼しいせいか。藤森稲荷神社で休憩する予定だったが、ここまで約30分。誰も疲れている様子もないので、そのまま一気に歩くことにした。
本来なら狭山湖の絶景にたどり着くはずであったが、生憎工事中のため、板塀で遮蔽されその脇に作られた仮歩道を歩く。途中約200メートルほどの上り坂があって、この坂がやけにきつい。お盆休みで一週例会がなかったためだろうか。上りきったところに広場があり、トイレもあったので、休憩。
時おり吹くそよ風が心地よい。梅酢で作った冷水、皆さんにおすそ分けしたが、なかなかの評判。適度な酢と塩分はウォーキングには適しているのかもしれない。
ユネスコ村の駐車場でゴール。参加賞として「スケルトンライト」を貰い、一緒にもらったレストラン獅子の割引券を使って大半の面々が昼食。ここは西武ライオンズが優勝したときに行うビールかけで有名だ。腹満ちた感覚で帰途につく。=約6㌔=

Posted by taichiro at 19:32

2002年08月10日

夕暮のデートコース

◎第231回【夕涼み増上寺から東京タワー】
 8月10日(土)午後5時=約6㌔=
まだ日差しは長く影を残しているが、流石に吹く風は心なしか涼しく感じられる。芝大神宮の石段下に45名が集合。U.Tさんの体操をして早速歩き始める。
芝大門を抜け、増上寺門前を左折。日比谷通りを少し南下、芝公園の円山古墳へ。森の中は薄暗く足許に気をつけて山道を登る。東京タワー下信号を渡り、タワーの根元を回り、飯倉手前を右折。芝給水所公園、オランダ大使館を眺め、芝学園下を左折、突き当りを右に曲がって、トンネル手前の愛宕神社の参道を登る。愛宕神社横のNHK放送博物館前で休憩。ABC全員が揃う。

愛宕神社を抜け、裏道に下り不揃いの石階段を下り、虎ノ門パストラルを左折。屋外のエスカレーターで上り、神谷町緑道に出る。この緑道はテレビ東京や城山タワー、スウェーデン大使館などの裏を抜ける道で、夕暮れのデートコースにおすすめ。
霊南坂の大倉集古館を左折。教会前を下り、左折、アークヒルズに到着。カラヤン広場でナイヤガラのような滝のしぶきを浴びて休憩。涼しくなったところで、また歩き始める。
溜池交差点を渡り、特許庁を過ぎ霞ヶ関ビルを通りぬけ、三年坂を下り桜田通りへ。文部科学省、財務省、外務省と、人気の少ない官庁街を歩く。霞ヶ関1丁目を右折、東京地方裁判所、簡易裁判所など司法機関の溜まり場を通って解散地の日比谷公園噴水広場に7時少し前に到着。軽く体操して解散。夜の暗がりの中へ三々五々消えていった。

Posted by taichiro at 19:30

2002年08月03日

四百年生きる椎の木

◎第230回【夕涼み高輪から大崎ゲートシティー】
 =約8㌔=
8月3日(土)午後5時、白金高輪駅の上にある高輪コミュニティーぷらざ広場に集合したのは36人。今年初の夕涼みウォークということで、夕方集合としたのだが、日が落ち始めると流石に涼しくジーッとしていれば汗は出ない。

打合せと簡単なストレッチ体操のあと、早速出発したが、いきなり急な階段を上り、出だしから息切れ。それでも上がりきったところに鎮座している細川邸のシイを見て感慨にふける。400年以上は生きているこのシイの木。忠臣蔵で有名な大石良雄切腹の場面も見ている。そういう生き物と対面している自分達がいかにも矮小に見える。すぐそばにある大石良雄外16人忠烈の碑の佇まいはひっそりと夏草に覆われ、人気もない。くねくねと曲がりくねりながら細道を徘徊して泉岳寺に出るがここは人出が多く、忠烈の碑と対称的だった。
大正時代に建立されたという高輪消防署の望楼。今でも現役だが、当時は東京湾まで見渡せたそうだが、今では高層ビルに囲まれてしまい、ほとんど見えないそうだ。そんな望楼を眺めながら細い路地に入り、東禅寺を通り、高輪公園で休憩するはずであったが、快調に歩いたせいか、まだ30分少々。休憩を省略して先を急ぐ。
ここだけどうして残ったのか、戦前からあったような木造のあばら家が続いていたが、まだ人が住んでいるようだ。マンション住まいの多い中、こういうところに住んでいる人たちが羨ましく裕福に見えるから不思議だ。階段を上がりきるといきなり超近代的な高輪プリンスホテルが見渡せ、対照の妙を感じさせる。
このあと御殿山ガーデンまではほとんど直線的な道筋だが、この道筋にはいわゆるお屋敷跡らしきものが続いている。何となく大企業らしき会社の保養所や別邸になっていて、もう広壮な屋敷は個人では持てない時代になっているようだ。御殿山ガーデンで休憩。ここもどちらかの庭園跡らしく、なかなか立派なのだが、トイレなどが少なく、利用者に対する配慮が少し欠けているようだ。
ここから解散場所のゲートシティー大崎居木橋公園まで10分ほどで到着。皆さん、これでは物足らないようだったので、目黒川遊歩道を通り五反田まで急遽延長。2キロほど距離を伸ばして五反田駅前で解散した。

Posted by taichiro at 19:25