2007年09月09日

◎第485回[秋川のいなか道と白萩の美しい大悲願寺]

 9月8日(土)午前9時10分 =約9㌔=
 ホリデー快速おくたま3号(最前列)新宿8:19→中野8:24⇒秋川駅(9:10)集合受付→武蔵引田駅→秋川のいなか道→武蔵増戸駅→横沢入里山保全地域→大悲願寺→武蔵五日市駅解散
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横沢入里山保全地域で稔る田圃の稲。

◎第485回[秋川のいなか道と白萩の美しい大悲願寺]
 9月8日(土)午前9時10分、台風一過、かんかん照りの夏の空が戻ってきた五日市線秋川駅に集合したのは36人。
 単線で1時間に3本ほどの電車が到着すると、改札からぞろぞろとウォーカーが出てきて、JRの受付が溢れかえる。しばらくするとみんな出発して駅前はガラガラになった。早々に打合せ、体操は省略して出発する。
 大通りを北上、信号を左折すると小ぢんまりした桜並木が木陰を作っていた。圏央道の上を越え、そのまま行くと秋川高校の大きな敷地に出る。角を曲がると今秋オープンのイオン日の出ショッピングセンターの大きな施設が景色いっぱいに広がる。工事中の角を曲がり南下。
 JR手前を右折。日当たりの良い線路沿いの道を進む。武蔵引田駅を過ぎ、線路を渡ってこれまた日当たりの良い農道「秋川のいなか道」を進む。木陰がなく流石に暑い。台風の被害か、栗の木が途中からボッキリ折れて実の入ったイガが散乱していた。
 もう耐えられなくなった頃、武蔵増戸駅前に出た。仲間が結構休んでいた。冷たいミルクココアを飲み少し元気になる。「今日は暑いからゆっくり歩こうね。熱中症が心配だから」と言い合って進む。冷凍みかんを頂き気力が出てきた。道路下の涼しげな沢から心地よい涼風が吹いてきた。
 JRのお兄さんの誘導で、横沢入里山保全地域へ向う。左手の林の中に石仏が並んでいた。里山保全地域の入口の看板によると、かつては7つの谷戸と中央の湿地では稲作が行われていたが、近年耕作されず荒廃が進んでいたそうで、東京都は、ボランティアやあきる野市と共に自然と人間が共生する身近な自然「里山」を復元し、保全しているそうである。田圃には稲が稔り、湿地にはがまの穂が伸びていた。稲穂の中に5年1組、5年2組の名札が立ててあった。
 元の道に戻り少し行くと大悲願寺に到着。「お抹茶に白萩饅頭をどうぞ」とあったが、300円とのことで通過、境内に入る。

「白萩の こぼれぬうちに 悲願かけ」  利

 11時過ぎだが、涼しい観音堂の裏でお弁当にする。欄間に極彩色の彫刻で地獄と極楽が描かれ、華やかだ。番号の付いた石仏が大勢並んでいた。
 充分休憩して、ゴールの武蔵五日市駅を目指して歩き始める。きれいな緑色のイガの中の栗の実はまだ青いのかな、と考えながら眺めて歩く。だらだら坂を上がると新しい広い道に出た。左折すると大きな武蔵五日市の駅舎が見えた。12時到着、バッジを貰ってそのまま解散した。

Posted by taichiro at 2007年09月09日 11:06