2003年11月08日

息づく伊能忠敬の影

◎第293回【佐原江戸まちハイキング】
(JR駅からハイキングNo.07013)=約10㌔=
 11月8日(土)午前10時過ぎ、JR快速エアポート成田の最後列に乗車した我がメンバーは25人は、列車を改造したような香取駅前で受付を団体で済ました。仮設トイレも出来て普段は駅員も居ないであろう駅前は時ならぬウォーカーの群れで大賑わい。

 奥能登一泊旅行の呼びかけなどの打合せ後、体操して薄曇の空の下、早速出発。係りの人から山道に誘導され神道山古墳へ登る。小高い丘の上から利根川が望め、広々とゆったりした景色をチラッと眺め、湿って滑りそうな坂を下る。香取という交差点の角に香取という表札の家、当り前のような不思議な感覚。うっそうとした大木や祠や石塔が道端に続き、現代からい  つのまにか自分が消えて江戸時代に戻っていた。
香取神宮へ奥から入ったようで、菊人形や七五三の可愛い姿が溢れていた。表参道のお店を冷やかしながら進み、地図を頼りに広い車道を行く。案内の人からわき道に導かれ、子供の頃遊んだような田んぼと雑木林の境目をひたすら歩く。広い車道に戻り鳥居をくぐり左折。石段を登ると観福寺。本堂では般若心経が唱えられていた。その奥にウォーカーの鑑、伊能忠敬の墓があり、しばし見とれる。熱いお茶の接待を受け、休憩。
 お腹もすいてきたのでまた歩き始める。広い小学校の横を過ぎ、蔵か工場のような建物の手前を右へ曲がると急に目前に掘割があり、江戸の街が拡がった。早速、伊能忠敬記念館を見学。キョロキョロすると対岸に伊能忠敬旧宅が見えたので橋を渡ったが、ただいま閉鎖中。通りすがった船頭姿のお姐さんがこの間の竜巻で壊れたと教えてくれた。忠敬橋を過ぎ、松たか子の映画のセットに使われたという正上穀蔵を見学し、ぐるりと回って水郷佐原山車会館も見学。山車の巨大さに驚く。八坂神社を抜けてバス通りに出て昼食。
 忠敬茶屋で絵葉書をもらい、三菱館をのぞき、休憩所になっている「きめら」駐車場で焼き餅と焼き芋をぱくつく。またバス通りに出て東薫酒造で美味しい甘酒を試飲し、法界寺を右折、忠敬像を見物して一路佐原駅へ。駅のちょっと手前で案内の人に誘導され、「まゆ」ショッピングセンター駐車場へ。ここがゴールで、佐原名産のサツマイモ2本が景品。抽選でお菓子などを戴き、至れり尽せりの地元の歓待に感激して解散。佐原駅から各々帰京した。

Posted by taichiro at 2003年11月08日 14:53