2016年05月21日

◎第920回[鋳物で栄えたまち川口~歴史とモダンたてものをめぐる~]

28年5月21日(土)午前10時=約6㌔=
川口駅(集合)→キュポ・ラ広場→川口神社→川口市母子父子福祉センター(旧鋳物問屋鍋平別邸)→増幸産業(大砲)→川口市立文化財センター→錫杖寺→旧田中家住宅→昌國利器工匠具博物館(休憩)→川口市立アートギャラリー・アトリア→川口駅(解散)
錫杖寺IMG_1951.jpg

川口駅改札正面券売機横で受付を済ませ駅前に集合したのは44人。前週の会長欠席の経緯を説明したのちキュポ・ラ広場を見下ろして川口神社に向かう。この神社の創建は古く西暦940年ごろと伝わり、江戸時代には氷川大明神と尊称されていたが、明治6年、天神社、稲荷社、金山社を合祀して川口神社と改め、川口の総鎮守となった。
続いて旧鋳物問屋鍋平別邸であった川口市母子父子福祉センターに入り、当時の庭園の素晴らしさを垣間見た。今度は250年前に活躍したという大砲見学。1863年フランスが、敗北した長州藩からの戦利品として持ち帰った大砲を、増田家の現在の当主が確認したとのこと。歴史の凄さを感じた。
川口市立文化財センターは省略して錫杖寺に入った。境内には仏様の群像が、整然と飾られ=写真=、なかなかのもの。旧田中家住宅は木造煉瓦造3階建の洋館と和漢のほか、茶室、文庫蔵,煉瓦塀、池泉回遊式庭園から構成され、学術的、文化財的価値について専門家から高い評価を受けているようだ。
川口は盆栽でも有名だが、この盆栽に欠かせないものは専用の盆栽鋏。この鋏や理容鋏を開発しているのが(株)昌國で、ここが管理している利器工匠具博物館と川口市立アートギャラリー・アトリアを見学して川口駅で解散した。

Posted by taichiro at 20:21