2001年04月21日

仄かに匂うライラック

◎第166回【伊勢原芝桜コース】
朝からどんより曇った4月21日、11時近く小田急伊勢原駅に集合したのは50人。5分ほどの下原公園まで皆で歩き到着。おりしもゲートボール中のご老人方の視線を浴びながら、ここで打合せと体操。今にも降りそうで手が悴みそうな冷たさ。そそくさと歩き始め、渋田川に向かう。

渋田川の芝桜、期待に違わぬ可憐さと美しさ、色とりどりの組み合わせは絨毯を敷き詰めたような色合いを見せ、川岸の左側だけにあるため、対照の妙を見せ、よけいに引き立っていた。この道を右折してあやめの里に向かうがまだあやめは咲いていない。すぐに柏木牧場に到着。その頃には小雨らしきものになってきたが、場内にテントとテーブルがあり、昼食には便利。
弁当を広げたが、臭いと冷たさに辟易。ミンチかつやコロッケ、ジャガイモなど温かいものを買い、おかずの追加。ところが折角来たのだからと寒さも何のそのソフトクリームやアイスクリームを食べる人も居り、驚く。約40分休憩して出発したが、仄かに匂う香りに惹かれて振り返るとライラックの花。思わず近寄って香りをかいでみる。どういうものか幸せな気分になって歩き始める。
渋田川に再び沿って歩くが、川土手の藪の中では既に藤の花が華麗に咲いていた。太田道灌の墓に着く。道灌の出身地がこの辺だと知ってしばし彼の足跡をしのぶ。もし彼が暗殺されなかったら関東の趣も日本の姿も相当変わったものになったことと思う。約600年前の出来事。ここからあぜ道らしき道をたどっていきなり現代に戻ったような気分でJA伊勢原に到着。
野菜や果物、ことに筍や蕗に人気が集まり、皆さん貪欲に買い物。ここで解散し、小田急伊勢原駅から帰路についた。=約10キロ=

Posted by taichiro at 2001年04月21日 20:10