2002年10月12日

自然がいっぱい屯し

◎第239回【金沢八景と称名寺】=約9㌔=
 10月12日(土)午前9時20分前後、京急品川駅ホーム最前列に集合し、9時22分発の快特に乗車。金沢文庫で普通に乗り換え、金沢八景に定刻到着。早速、歩き始める。琵琶の形をしている琵琶島神社を横目で眺めながら野島公園までの道程、平潟湾に浮かぶ色とりどりのヨットを品定め。野島公園で打合せと体操。後着組もここで追いつく。ゲスト2人をいれて39人が参加。

奥ゆかしい名前を持つ夕照橋を渡り、野島に入り、石段を上る。急な石段で息切れをしながら公園展望台にたどり着くが、360度の展望はなかなかのものだ。追浜、海の公園、八景島、称名寺の森と全てが見渡せる。残念ながら天気が良すぎて富士山が見えない。
若干の休憩後、下に降り、伊藤博文公の別邸を眺め、野島橋を渡り、シーサイドラインの下を歩き海の公園に到着。時間が少し早かったが、お弁当を開く。ウインドサーフィンの花盛り。ぐらぐら動く帆と板一枚の上でどうやって立つのか、そんな談義に花を咲かせながら昼食。
今度は一般道を通って赤門から称名寺仁王門をくぐる。仁王様のお顔、誰かに似ているような、そうでもないような、いい顔をしていらっしゃる。トンネルをくぐり抜け、金沢文庫に入るが、中の見学は省略。称名寺の本堂の中を見ると、何とほこりだらけ。誰も掃除をする人がいないのだろうか。立派な仏像も納まっているだろうに。何だか物悲しい。
庭園の裏に回ると、急に山道。女の子の叫び声が聞こえたので、何事かと尋ねたところ、手をつないで現場まで連れてってくれ、道端に落ちている青虫を見せてくれた。周りが住宅地なのに、ここは称名寺市民の森だ。自然がいっぱい屯している。
まず階段を上がると北條實時公御廟。お墓の前に真新しいお花が捧げられているのが印象的。さび付いた門の鍵がかかっているのに誰かが入ったのだろうか。
土と丸太で作られている山道をやっとの思いでたどり着いた八角堂、実際には六角堂だった。ここから対面に午前中に登った野島展望台が見渡せる。こんな遠い距離を歩いたのかと思うほど遠くに見えるが、間違いなく踏破したもの。何となく気持がいい。ここから先はほとんど下り。落ち葉で固められた山道は滑りそうだが、弾力があって歩きやすい。ほとんどの道をコンクリートやアスファルトにしてしまって現代的とした意味にどうも疑問が湧く。
そういうコンクリート道にたどり着いて城山台公園で整理体操。すっかり現実に戻って金沢文庫駅で解散した。

Posted by taichiro at 2002年10月12日 19:42