2003年12月27日

6年で300回の偉業を

◎第300回【横十間川と旧中川遊歩道】=約10㌔
 12月27日(土)午前10時、久しぶりに古巣の健康センターに集合したのは、47人。300回記念ということで健康センターの門所長が挨拶。

 「6年間に300回と偉業を達成。毎年50回、つまり毎週歩いているグループは、現在出来つつある今年のウォーキング12週間の卒業者による会を含めて8団体になるが、その中で、唯一のグループがGNPだ。その上、記録がしっかりして会報を毎週発行している。今後も永くこの記録を伸ばして貰いたい」との言葉。
 この後、玄関先で記念撮影。Y副会長の掛け声で体操を行い、直ちにスタート。東陽町から横十間川親水公園に入り、勝手知った公園の中はGNPの庭のようなもの。途中の水辺で可愛らしくてコケティッシュな「カワセミ」を見つけ、わいわい騒ぐが、小枝に泊まったまま身じろぎしない様は気品さえ感じた。
 スポーツ会館で休憩するつもりだったが、建物の中に入るには大回りしなくてはならないのが、億劫になってそのまま歩きつづけ、猿江恩賜公園に到着。ここで休憩を取った。
 噴水のある池では、ユリカモメやカルガモ、それにオシドリなど数多くの水鳥が軽やかに泳いでいるのが印象的。テニスコートでは若々しく見える連中が白球を、いや最近は黄球を追っていたが、案外、彼らもわれわれを眺めて若々しい連中が楽しく歩いているなと感じているのかも。
 つづいて堅川河川敷公園に入り、東進。高速道路下で何となく圧迫されたような殺風景な感じだが、自動車の音はすれど、邪魔をされることなく、数多くの橋はほとんど橋の下が通れるように整備され、歩きやすい。
 新六の橋で上に出て一般道を歩き、京葉道路に向う。亀戸6丁目で右折。ほんの少し歩いて、中川新橋の手前で左折。そのまま旧中川遊歩道を歩く。
 大きなマンション群に囲まれ、日陰になっているせいか、昨夜来の初雪がそのまま淡雪で残っていた。急に風が冷たく感じるのは視覚のなせる技。慌てて手袋などを出して保温に努めた。
 総武線の手前から亀戸中央公園に入り、区の花「サザンカ」の咲き乱れる庭園でしばらく見学。
 そのあと公園の中を走る総武線の高架をくぐり、亀戸スポーツセンターの玄関前で解散。
300回記念の例会、無事終了し、それぞれ三々五々、忘年会を兼ねた昼食会に向った。

Posted by taichiro at 15:24 | Comments (0)

2003年12月20日

新砂突端まるで荒野

◎第299回【江東区東部と新砂探検】=約10㌔=
 12月20日(土)午前10時、木場公園ミドリアム前に久しぶりに集合したのは、44人。ミドリアムの中に入り、点呼と打合せ。残り1回となった慌しさからか、もう会報は新年度の話題になり、押し詰まってきたことが如実に分かる。体操はミドリアム前の広場でH.Wさんの指揮で行う。

 木場公園内の大橋を渡り、慣れ親しんだ仙台掘川公園を辿る。花の広場、出会いの広場を経て左折。馴染みの旧大石家の玄関では注連飾りと門松が飾り付けられ、歳末を感じさせられる。釣堀でトイレ休憩。
 清洲橋通を東進、荒川土手に入る。土手全体が荒川砂町水辺公園となり、ここを南下。天気には恵まれたが風が強い。園内では春の花文字のためか盛んに作業員が手入れに余念がない。先がすぐそこに見えるような錯覚を覚えるが、なかなか先端に辿り着かない。やっとついてみると船着場になっているがどうも利用されていない。利用者は釣り人のようだ。
 ここから先は堤防を越えなければ行けない。堤防に上がるには幅30センチ、長さ10メートルばかりの道を通るか、約40度の急坂を上るかしか方法がない。道を渡った人3人、坂を登った人4人、計7人だけで砂町地盤沈下観測所まで進む。
 さらにその先の突端まで行くが、現在敷地の整備進行中。ダンプカーが山のように砂を積んで右往左往している状況は荒野を耕しているような雰囲気。対岸の荒川河口橋や荒川湾岸橋=グラビア4=が手に取るように見え、ヨットが行き交う風景はまるでこちらが船に乗っているような気分に誘われる。そういう中で一休み。りんごを7人で分け合って食べたが、こういう場所での味は格別だ。
 帰りはダンプ道をそのまま歩くが、殺風景。道端には大型ごみが風化し始め、人のあさましさが目に付く。南砂7丁目で左折。まだ通行止めの新しい永代通を通って東京都下水道局に出る予定だったが、某運送会社の敷地に邪魔され、今出来上がりかけている永代通の延長線を通り、そのままゴールの新砂あゆみ公園に向かい、ここで解散。
 突端まで行かないグループは高齢者医療センターに入り、中の施設の大きさや広さに驚きながらしっかりここで休憩を取ったようだ。

Posted by taichiro at 15:20

2003年12月13日

煩わされず遮られず

◎第298回【師走に染まる並木道と銅像めぐり】
12月13日(土)午後1時、東京駅丸の内南口に集合したのは、40人。午前中、東京ビッグサイトのみどり会バーゲンセールに参加した有志は、買い物でリュックはパンパン、その上、手提げ袋まで持っているので、ちょっとウォーキングには不向き。

 簡単な打合せの後、出発。まっすぐ丸の内ビルに向かって横断したため、中央口前にあった日本の鉄道の父と呼ばれている井上勝像は遠くから眺めただけで通り過ぎる。広々とした皇居前広場の中を南北朝時代の武将、楠木正成像まで歩き、ここで体操を実施した。
 続いて祝田橋を渡り、日比谷公園内を歩く。色とりどりの紅葉が美しい。西幸門前から右折して外務省と財務省の間を通る広い道はイチョウ並木が続き、快晴の青空に映え、目が洗われる。国会正門前を通り、憲政記念館に入った。憲政の神といわれる尾崎行雄像は池の中にあって意外に小さな銅像だった。国会図書館通から右折して青山通に出るが、その間、警備の警官に3度も誰何を受けた。何かが起こるかもしれないけど、ほとんど起こりそうもないことのための警備。通常の神経では耐えられなくなるだろうと同情しながら歩く。
 青山通を横断して国立劇場の裏道を通ったが、平河天満宮はうっかり見過ごして麹町1丁目で右折、千鳥ヶ渕に入る。お堀沿いの遊歩道は自動車に煩わされることもなく信号にも遮られず、歩けて気持がいい。九段坂上の手前でトイレ休憩をとった。
 靖国通に面して明治時代の陸軍大臣、大山巌像、同じく当時の内務大臣等を歴任した品川弥二郎像が続く。靖国神社に入ると、上野の西郷隆盛像、本日二番目に見た楠木正成像とともに東京の三大銅像の一つ大村益次郎像は巨大だ。
 靖国神社の右手に出て、新見附交差点から外濠公園に入る。右手にJR中央線を見下ろしながら木陰の遊歩道をのんびり歩いていると師走の慌しさをしばし忘れさせてくれる。四谷駅手前の遊歩道終点で体操。小春日和に恵まれ、今回も快い疲れに酔いしれた。=約9㌔=

Posted by taichiro at 15:16

2003年12月06日

新天地六本木ヒルズ

◎第297回【大使館めぐりと外苑イチョウ並木】
 12月6日(土)午後1時、有栖川宮記念公園に集合したのは、試歩者お二人を含めて42人。打合せとTさんの体操の後、早速、大使館巡り。

 フランス、中国別館、フィンランド、イラン、韓国、パキスタン、アルゼンチン、マダガスカル、カタールと有栖川記念公園の周りを右に左に上に下にぐるぐる歩いていると自分の居場所が分からなくなる。案の定、交番で道を尋ねている一行に似た人が居るなと、近づいてみると我がGNPのグループ。
 一緒になって北條坂を下り、笄公園を眺め、今度はルーマニア、ギリシャ、ラオス、中国と回り、平地に降り、狸坂を上る予定だったが、誰も行こうとせず、とうとうオーストラリア大使館は省略して麻布十番温泉にたどり着く。ここを左折して直進すると新天地六本木ヒルズの建物群に遭遇。
 まず、ゲートタワー、レジデンスD、そしてテレビ朝日。その先の階段を3階まで上って66プラザ広場の巨大な蜘蛛のアート「ママン」の横で休憩。C,A,Bの順で集まる。
 ここから見上げる森タワーは正に怪物。よくもまーこんなものを造ったものだとあきれるほど! 天気がよくて土曜日のせいか人波が激しく、若い人たちのメッカになっているようだが、若干物価が高いようで、お金をあまり落とさないように見える。唯一昔の面影をそのままにしているのが、毛利庭園。紅葉に彩られた狭い空間が妙にきれいに見えるから不思議だ。
 高速道路に天井を押さえられたような六本木通を少し歩いて西麻布1丁目の路地を通り、行き止まりに当り引き返そうとしたところ、地元の人が通れるよと教えられ、マンションの駐車場の中に入り込み、表に出ると、目の前が青山霊園。
 奇しくもこの日、青山蔡所で凶弾に倒れたイラク大使館の外交官の葬儀が行われたのだが、時間がずれたため、人込みに遭わず、静かな青山墓地を通りながら御冥福を祈った。
 青山通を横断するとそこが外苑イチョウ並木。すっかり色付いた銀杏の落ち葉で埋まった歩道はまるで黄金の絨毯。すっかり葉っぱの落ちてしまった銀杏もあり、盛りを過ぎた感じだったが、何時来ても豊かな気持になってしまう。
 並木道を越え、突き当たった広場で体操をして解散。スピードを上げて歩いたせいか、快い汗を久しぶりに流した。=約10㌔=

Posted by taichiro at 15:13