2003年03月29日

五百羅漢元は江東区

◎第262回【目黒不動・林試の森】=約8キロ=
 3月29日(土)午後1時、東急目黒駅中央口に集合したのは、38人。曇り空で風が冷たく、TECO PLAZAに避難。待ち合わせ場所に使う。

 定刻、行人坂を下り、目黒川に出て左折。四分咲きの桜が見事。市場橋を渡り、山手通を横断、かむろ坂を少し上り、右折して小さな公園で体操。
 蛸薬師で有名な成就院前で右折、五百羅漢寺に着く。もともとこの五百羅漢様、江東区にあったものだが、度重なる天災地変に遭い、明治4年に現地に来たもの。当初は、536体あったものが、現在は305体の像が残っているそうである。
 裏道をグチャグチャ歩き、いったん山手通りに出て大鳥神社に入って、左折。目黒寄生虫館横でまた左折、途中で右に曲がって目黒競馬場名残の道に出る。当時の第4コーナーであろうか、弧の形をした道であった。
 目黒不動尊に裏から入ると目の前に大日如来と本堂。普通階段を上ってたどり着くのに、何だか楽をした気分。階段を下りると境内に見事な桜の出迎え。鮮やかなピンクの色が印象的だ。東門から林試の森公園に入り、左側の散策路を歩いて出会いの広場に向い、ここで休憩した。
 北門から出て狭苦しい羅漢寺川緑道を通り小山台公園を抜け、品川用水跡を通り、清水池公園も通り抜け、わびしい碑文谷鬼子母神を見て、広大な円融寺に到着。都内最古の木造建築、釈迦堂は貫禄十分、室町時代に造られたというからすごい。それに仁王様、ちょうど逆光になっていて見難かったが、恐ろしい顔の中に威厳があり、よく見ているとなかなか柔和にも見えるから見る人の心の反映かもしれない。
 桜並木を堪能しながらサレジオ教会の中に入る。ロマネスク様式の教会内、荘厳な雰囲気がよく出ていた。マロニエ並木のサレジオ通を通り、目黒通を横断、東横線をくぐると、立会川の水源池といわれる碑文谷公園に到着。ここで解散した。

Posted by taichiro at 20:05 | Comments (0)

2003年03月22日

山手線唯一の踏切り

◎第261回【雑司ヶ谷みち・鬼子母神】
 3月22日(土)午前10時、戸山公園に集合したのはゲストを入れて43人。今にも雨が降りそうな曇天で、そそくさと体操を行ない、出発。

 瀟洒な学習院女子大の古めかしく錆びた校門を眺めながら諏訪通を横断。すぐに路地に入り、右に曲がり、左に、また右に、そして左に曲がり突き当たると水稲荷神社。そこを右に曲がり、南口から甘泉園公園に入る。左に池を見ながら半回りして庭門から出て都電荒川線を横断、中之橋で神田川を渡る。
 階段もある日無坂を上り、目白台2丁目交差点から裏道を通り旧雑司ヶ谷道を歩き、鬼子母神を横目に見て明治通を横断、旧長崎道を歩く。おそらく山手線唯一と思われる長崎道踏切で、案の定待たされる。埼京線と山手線がひっきりなしに上下線ともに走っているのだからなかなか開かない。いつのまにかGNP全員が踏切前で屯するような賑やかさ。10分ぐらい待ってやっと開いて全員渡ることが出来た。おかげで大正4年に築造されたといわれるレンガ造りの橋台をじっくり見学できた。
 上り屋敷公園で小休止。住宅地からいきなり池袋西口の繁華街に出くわすような思いで、池袋ゆかりの池に着く。これは人工の池で、むかしここにたくさんの池があったので、池袋と名付けたそうだが、何故だか小さな池の上に梟が飾ってあった。「池に梟」で「池袋」。よく出来ました! 
 大回りして池袋大橋を渡り、水天宮を眺め東口に出る。ちょっと歩き方を変えるだけで何となく池袋の位置関係が見えてくるから不思議だ。南池袋公園からぐにゃぐにゃ曲がりながら都電荒川線を跨ぐと目の前が雑司ヶ谷霊園。
 お彼岸の中日ということで霊園の中は人と車でいっぱい。ほとんどの墓に花が供えられ、お線香が燻んでいた。またまたぐにゃぐにゃ下っていくと雑司ヶ谷の鬼子母神が掘り出された鬼子母神にたどり着くが、寂れた佇まいだった。
 歩道橋を渡り護国寺を横目に見て、路地の中に入ると、どういうわけか戦前の東京が目の前に現れ、吹上稲荷神社には何と「紀元2,600年」とある。この年が昭和15年(1940年)であること、ほとんどの人がもう知らない。路地があり、井戸があり、階段があり、ぽっかりとタイムスリップしたような錯覚が生れる。そんな階段の一つを上ると目の前が春日通。横断してゴールの大塚公園に到着。軽くYTさんの号令で体操をして解散した。=約10キロ=

Posted by taichiro at 19:58

2003年03月15日

気配さえない桜並木

◎第260回【青葉台から世田谷めぐり】
 3月15日(土)午前10時、京王沿線ウォーキング第8回、つまり14年度の最終回に京王井の頭線神泉駅に集合したのは48人。折悪しく雨が降り、駅構内はごった返していたので、早く来た人たちには、西郷山公園に先行してもらう。

 西郷山で再集合して傘を差したままで簡単な打合せ。歩行支援タイツのアンケートに追加があることを対象者に伝え、用紙を渡す。雨降りのため、体操もせずに出発。菅刈公園もかつて立ち寄ったことがあるため、素通りして目黒川遊歩道に入る。桜並木が続くがまだ桜の気配はない。目黒新橋から柳通りを歩き、蛸薬師で有名な成就院を通り、目黒不動に到着。このお寺、瀧泉寺ということを何べんも行きながら初めて知った。
 アカシア門から林試の森公園に入り、北門から出る。この公園には珍しく青テント族がいないようで、管理が行き届いているようだ。
 清水稲荷神社を横目に見て目黒通をしばらく歩き、目黒競馬場跡碑から左折、祐天寺に向かい、ここで若干の休憩。休憩場所の徹底を図らなかったため、4,5人しか集まらなかった。
東横線をくぐり抜け、世田谷公園までの道程、結構あった。雨が降っていなければ、この公園も散策に適しているようだが、残念ながらまたの機会にする。ここでの表示にあと50分とあり、エッと驚く。これでは1時近くになると先を急ぐことにする。烏山川緑道を少し歩き〆切地蔵の姿だけチラッと見て横道に入ると、もうそこは駒場野公園。
 学生実地研修用の田圃はまだ何の手入れもなく土くれのままの姿。たわわに稔る稲穂を想像しながらゴールの駒場東大前駅前に到着。50分の距離を30分で歩いた。
 記念品の「トラベル圧縮袋」と6回踏破賞の「スポーツタオル」をいただいて解散した。
 なお、本日の距離、約10キロとあったが、歩数で20,000歩に達し、13キロは十分にあった。

Posted by taichiro at 11:23 | Comments (0)

2003年03月08日

梅の下の福寿草満開

◎第259回【吉野梅郷めぐり】
3月8日8時47分、JR新宿駅で駅員に聞き、ホリデー快速おくたま5号が7番ホームからの発車で、後部は秋川行きだそうで、大騒ぎして奥多摩行きの最後尾に乗車。途中の停車駅で前に移動してきた人もいた。車窓から真っ青な空に真白い富士山がくっきり望めた。昨夜の雨がこちらでは雪だったようで、御岳渓谷の山陰に所々白く残っているのが見えた。

 10時7分、御嶽駅に22名が到着。湿った急な階段を慎重に下り、渓谷の川原で打ち合わせ。紅梅白梅の下で徳江さん指導の体操をして、早速、渓谷の道を歩き始める。底まで透き通る流れでは、水鳥がたむろし、カヌーを楽しむ人たちも見られた。工事中で途中から青梅街道を歩き、軍畑大橋をわたる。
 先頭グループは川沿いに降りたが、残りは3年前の通り、吉野街道を行く。観梅通りに入り、梅見しながら吉川英治記念館に着く。街道沿いの駐車場に大型バスが止まっていて、(私達より少し上の世代の)人達がごった返していた。まもなく川沿い歩行グループも着き、続いて後のグループも着き、全員が揃ってちょっと休憩する。
 今度はお昼の青梅市梅の公園を目指し、のんびり楽しむ人々の間を抜けて進む。前回は無料だったのに、入園料一人200円、団体扱いなしだって。ブツブツ言いながら支払って入園、とりあえずお弁当を開く。きれいに手入れされ、ずいぶん園地も広がっていた。梅の下の福寿草は満開だが、梅の花はもう少しという感じ。食後、丘の頂上まで歩いてみたが、南面の梅は満開。弁当を開いた広場は北面で、ずいぶん季節感が違っていた。
 入口に再集合して、日向和田に出るか、青梅まで行くか、みんなでワイワイ相談し、結局青梅に決定。混雑を避けて裏道を進む。
 皆さん「ミステリーウォークだ」と楽しそうに続くが、唯一下見をした私は地図を手に、道を探して選ぶのに必死だった。それでも、神明通り、天ヶ瀬通りと、見覚えのある景色が続き、金剛寺へ無事たどり着く。法事が済んだところらしく駐車場に黒服の人が大勢いたが、境内に入りほっと一息。次々に到着して、全員が完歩した。このあたりの梅は、これからというところ。
            

Posted by taichiro at 18:59

2003年03月01日

雨に輝く府中の紅梅

◎第258回【府中観梅ウォーク】No.159実施分
3月1日(土)10時、京王線府中駅改札前にGNPの面々が続々と集まり39人の参加。当初は大国魂神社で打合せのつもりだったが、駅構内で屯した。混雑しそうなので場所を少し移動して打合せする。

 本日は健康センターの坂口さんが参加したので、早速体操を指導してもらう。2年前に実施したコースで、改めて下見をしなかったこともあり、不安だったが、岡田さん、川上さんが率先して旗持ちをしてくれ、大いに心強かった。
 早速駅を出て、けやき通りを行く。すると、予報通り、パラッパラッと雨。大国魂神社の入り口で身ごしらえする。Aグループはさっさと行ってしまった。
 神社の左脇から出て東京競馬場前の広い道に出る。Cグループと別れ、雨がひどくならないうちにとばかりにスピードを上げたが、仕方なく傘を差してのウォーキングとなる。東門交差点を右折、是政通りを南下、高速道路をくぐって、工事中のところが三ヶ村遊歩道だった。
 小さな流れも作られ、きれいになった緑道を歩き、市民健康センターの前を通り、歩道を渡ると、府中郷土の森公園の入り口に到着。とうとう雨は上がらなかった。
ここで帰った人たちもいて、32人が入園、見学。園内は、赤い毛氈の縁台にはビニールがかぶせられ、野点の場所にはテントが張られ、梅見客もちらほらしかいないので、ゆったりと見物できる。雨の中では、紅梅が輝いて見えること=グラビア1=を知った。休憩所で暖かいラーメンを注文し、おにぎりと一緒に食べる。
 満開の梅に満足し、12時に再集合して出発。緑道脇の野菜の直売所は本日休業だった。ひたすら府中駅を目指して下河原緑道を北上。旧甲州街道へ右折、大国魂神社前を左折、駅前で流れ解散となる。目の前のドトールに駆け込み暖まる。=約10㌔=

Posted by taichiro at 18:56