2002年10月26日

雨の中コースを省略

 (駅からハイキングNo.233) =約10㌔=
10月26日(土)午前9時30分、JR市ヶ谷駅に集合したのは、44人。生憎の雨で、駅構内で打合せをするが、土休券配りや日光行優待券の配付などに手間取り、スタートが10時近くになってしまい、始めから傘を差して歩く。
視界が定かでなくどこを歩いているか、自分でもはっきりしないまま、外堀通りを少し通り、左折して浄瑠璃坂を上がる。牛込北町で右折して大久保通りを箪笥町まで歩き、左折し突き当たりを右へ朝日坂に入る。赤城神社をかすめ、直進して水道町交差点で右折。

突き当たって右折したところまでは、確かにコースどおり歩いたつもりだが、筑土八幡辺りが判然とせず、折からの土砂降りでコース図はびしょびしょになり、自分の居場所がどこか分からず、右往左往。とうとう道行く人に飯田橋駅への方向を確かめる。何ともう神楽坂に入っていた。やっとの思いで飯田橋にたどり着いたときには、雨脚が強くなり、ズボンはぐっしょり、リュックもびしょ濡れのようだ。
誰かの掛声でゴールの四谷まで線路沿いに直進することになり、大賛成。いつもなら気持のいい緑道、小川のように雨水が流れていたが、水漏れのしない靴を履いていることを頼りにどんどん進み、スタートの市ヶ谷駅近辺でいったん本通りに出る。よっぽどここで中止しようと思ったが、意を奮って再び緑道へ向う。こうなると雨など平気になるから不思議だ。
瞬く間にゴールの四ッ谷駅に到着したが、上には上がいるものだ。C班はすでに到着していた。完歩の証に絵葉書をいただき、リュックを開け、着替えを出そうとしたが、中がびしょ濡れ、折角持ってきた防水リュックカバーを着用しなかった報いが出てしまった。
ところがA班の一部、靖国神社、イギリス大使館、紀尾井町通り、豊川稲荷とコースどおり回って歩いた者が居り、流石のGNP、つわものが揃っていた。

Posted by taichiro at 19:44

2002年10月19日

人馬一体華麗な競技

◎第240回【馬事公苑と豪徳寺】=約11㌔=
 10月19日(土)午前10時、京王桜上水駅に集合して京王ウォーク第5回に参加したのは43人。簡単な打合せをして早速スタート。
八幡神社の境内で体操。密蔵院という名のお寺の前を通るが、何を密蔵しているのか、他愛のない想像をめぐらす。荒玉水道を通り、烏山川緑道に入る。かつて烏山川があったが、今は暗渠になって7㌔近く緑道になっている。

小田急線を越え、桜並木通りを歩き、横に東京農大を見ながら世田谷通りを渡り奥に入ると馬事公苑。ここで休憩。折りしも障害乗馬の大会が開かれ、つかの間であったが、人馬一体の華麗な競技会を見学した。全員揃ったところで、馬糞の臭いに送られて裏門から出て住宅地を歩く。
途中、勝光院に入るが、こじんまりしていて境内の手入れがいいせいか、清楚で美しい。ここを出てすぐ、豪徳寺に着くが、ここは広い。仏殿横にある招福堂では様々の可愛い顔をした招き猫が右手を挙げて私たちを待っていた。
城郭の跡が偲ばれる世田谷城址公園は省略して、再び小田急線を越え、梅園で有名な羽根木公園に入るが、素通りしてゴールの東松原駅に到着。スタンプと「携帯用しみぬき」をもらい解散した。
なお、土休券の関係で14人は追加して迷いながら明大前まで約1キロ距離を伸ばして歩き、20円を節約した。

Posted by taichiro at 19:44

2002年10月12日

自然がいっぱい屯し

◎第239回【金沢八景と称名寺】=約9㌔=
 10月12日(土)午前9時20分前後、京急品川駅ホーム最前列に集合し、9時22分発の快特に乗車。金沢文庫で普通に乗り換え、金沢八景に定刻到着。早速、歩き始める。琵琶の形をしている琵琶島神社を横目で眺めながら野島公園までの道程、平潟湾に浮かぶ色とりどりのヨットを品定め。野島公園で打合せと体操。後着組もここで追いつく。ゲスト2人をいれて39人が参加。

奥ゆかしい名前を持つ夕照橋を渡り、野島に入り、石段を上る。急な石段で息切れをしながら公園展望台にたどり着くが、360度の展望はなかなかのものだ。追浜、海の公園、八景島、称名寺の森と全てが見渡せる。残念ながら天気が良すぎて富士山が見えない。
若干の休憩後、下に降り、伊藤博文公の別邸を眺め、野島橋を渡り、シーサイドラインの下を歩き海の公園に到着。時間が少し早かったが、お弁当を開く。ウインドサーフィンの花盛り。ぐらぐら動く帆と板一枚の上でどうやって立つのか、そんな談義に花を咲かせながら昼食。
今度は一般道を通って赤門から称名寺仁王門をくぐる。仁王様のお顔、誰かに似ているような、そうでもないような、いい顔をしていらっしゃる。トンネルをくぐり抜け、金沢文庫に入るが、中の見学は省略。称名寺の本堂の中を見ると、何とほこりだらけ。誰も掃除をする人がいないのだろうか。立派な仏像も納まっているだろうに。何だか物悲しい。
庭園の裏に回ると、急に山道。女の子の叫び声が聞こえたので、何事かと尋ねたところ、手をつないで現場まで連れてってくれ、道端に落ちている青虫を見せてくれた。周りが住宅地なのに、ここは称名寺市民の森だ。自然がいっぱい屯している。
まず階段を上がると北條實時公御廟。お墓の前に真新しいお花が捧げられているのが印象的。さび付いた門の鍵がかかっているのに誰かが入ったのだろうか。
土と丸太で作られている山道をやっとの思いでたどり着いた八角堂、実際には六角堂だった。ここから対面に午前中に登った野島展望台が見渡せる。こんな遠い距離を歩いたのかと思うほど遠くに見えるが、間違いなく踏破したもの。何となく気持がいい。ここから先はほとんど下り。落ち葉で固められた山道は滑りそうだが、弾力があって歩きやすい。ほとんどの道をコンクリートやアスファルトにしてしまって現代的とした意味にどうも疑問が湧く。
そういうコンクリート道にたどり着いて城山台公園で整理体操。すっかり現実に戻って金沢文庫駅で解散した。

Posted by taichiro at 19:42

2002年10月05日

声をかけたい弁天様

◎第238回【三ノ輪から入谷、日暮里、上野】=約9㌔=
10月5日(土)午前10時、東盛公園(日比谷線三ノ輪駅徒歩3分)に集合したのは、44人。恒例の打合せをしたあと、徳江さんの指揮で体操。様になっているGNPの姿をゲートボールや軟式野球に興じている人々が物珍しげに眺めていた。
久しぶりに通る一葉記念館、お札になる一葉さんの名声のためか、改装され綺麗だ。吉原遊郭街の今昔を偲んでいる間についつい吉原弁天様を忘れてしまい、戻ってちゃんと見る。福福しい弁天様、本当に若々しく健康な御姿。一緒に歩きましょうよ、と声をかけたくなる雰囲気があった。

そのあと、入谷鬼子母神から先、ぐにゃぐにゃ曲がりながらねぎし三平堂につくが、本日休業という感じで人気がない。日暮里駅は階段を上がって構内を通り抜けるが、階段や坂を下りる気配がないのが不思議だ。朝倉彫塑館にはすでにBグループが到着しており、Cグループはとっくに上野に向っているとのこと。27人で館内に入る。
彫塑館とあるので、単に彫刻の展示があるだけかと思っていたが、彫刻の展示は単なる点景でしかないように思えるほど建物の構造が楽しい。木造数寄屋造りと鉄筋コンクリート造が完全に調和した不思議な建物だ。駆け足でチラッと見て玄関に出て、もう出発という頃になって、もう一度ちゃんと見てみたい欲求が湧いてきた。
水月ホテルの中に入って鴎外荘を見学したが、何となく貧相。朝倉彫塑館の印象が強烈だったためかもしれない。10月に入って秋の深まりを感じてもいいはずだが、今日は無性に暑い。ゴールの上野の噴水公園に到着したときには、くたくたになっていた。
ここで解散、いくばくかの有志で1000円のバイキングを楽しんで、お腹一杯になって帰路につく。

Posted by taichiro at 19:41