2002年04月27日

武蔵野が残る植物園

◎第216回【バラ観賞小石川植物園・日比谷公園】=約11㌔
 4月27日(土)午前9時30分、竹早公園に集合したのは45人。簡単な打合せと入念なストレッチ体操をした後、小石川植物園に向う。入口で手続をした後、団体で入場。330円の入場料が220円で済んだ。

園内見学はフリー。100円で地図を買って歩き始める。つつじはほぼ咲き終わり、低く地面に着きそうなふじの花も色が褪せていた。「ハンカチの木」が話題になって木の下に皆がぞろぞろと集まる。高いところに大きな白い花が見えた。地面に落ちていたのをよく見ると2枚のガクと緑色の芯(実は花)。ハンカチのように見えるのはガクだった。可憐なタンポポも道端に咲いていたが、ここのは珍しく在来種。外来種に席巻され今ではほとんど見ることが出来ないそうである。約30分だったが東京のど真ん中に武蔵野の面影をそのまま残した風情が残っているのは貴重だ。
伝通院、慈眼院をみて、こんにゃくえんまに入る。塩爺ならぬ塩地蔵があり、見る影もない塩の塊になっていたが、患部の塩を取り、自分の患部に当てると治るそうである。よっぽど頭部を取ろうとしたが、とりあえずの患部は膝。少し真似事をしたが、見る見るうちに痛みが治まり、歩き易くなった(?)。
東京ドームの近くで躓いて転んだ人もいたようだが、経過は良好。いずれにしても転ぶのはよくない。足許には十分気をつけよう。小石川橋を渡り、九段北1丁目を右折して田安門から北の丸公園に入る。
今まであまり奥へ入ったことはなかったが、回り道をして高台にあがると丁度千鳥ヶ淵の対岸にあたり、抜群の風景。桜時にもう一度来てみたい。北桔橋門から皇居東御苑に入り、自由見学。何時入っても落ち着いた雰囲気で、別世界に紛れ込んだような気分。新緑の若々しさが木々にみなぎり、道行く人もそぞろ歩き。流石にウォーキング気分を押えて散策。
大手門から出て皇居前の砂利道は思い切って早歩き。ジャリジャリと音が出るのでスピード感を味わう。またたくまにゴールの日比谷公園に到着。バラの盛大な出迎えを期待していたが、ここ2,3日の冷え込みが利いたのか、ニ分咲きというところ。ポピーがけしの花の一種などということを教えられ、初歩的なことに感心した。涼しさのせいか、結構歩いたにもかかわらず、汗もほとんどかかず、無事終了、解散した。

Posted by taichiro at 17:53

2002年04月20日

見事な芝桜丸で絨毯

◎第215回【羊山公園と芦ヶ久保果樹公園村訪問】
 4月20日(土)、高田馬場から乗り換え乗り換え、約2時間かけて午前11時4分、西武秩父駅に到着した。もう先着組がいた。本日の参加者は44人。駅前で打合せと体操をして出発。下見もしないで簡単な地図を頼りに歩き始め、早速、まっすぐ行くところを右に曲がってしまい、少し遠回りして牧水の滝にでる。案内板に導かれて西武線をくぐり、羊山公園の芝桜を求めて歩く。うんざりし始めた頃、前方で歓声が揚がる。ピンク色が見え、目的の芝桜が一面に広がった。早速座り込んで芝桜を観賞しながら、昼食にありつく。白や赤のじゅうたんが丹精こめて育てられているのには感心したが、その香りにはちょっと閉口。

コースを短縮して、牧水の滝から直接法長寺に向う。姿の池を右にまわり、横瀬駅を過ぎ、明智寺に参り、7番の法長寺を過ぎ、迷いながら6番のト雲寺に着く。
ここからはハイキングコース。どこまで続くか分からないけれど戻るわけにもいかず、上るしかない、と、延々と山道を登る。声も出なくなった頃、上からの声に釣られて上り切ると、ぱっと視界が開け、涼風が吹き抜けた。やっと人心地つく。牧場で数人が仕事していた。「高原パーク横瀬」を確認して、あしがくぼ果樹公園村を目指す。車が通れる林道を少し行くと「→芦ヶ久保駅」の案内があったので、それに従い細い道に入る。まもなくすごい下り坂になり、小川を渡り、また上ると、突然緑色の大仏が出現。ここはどこと戸惑っていると、電車の音が聞こえた。もう、駅の近くまで来ていたわけだ。とにかく駅に向う。これまたすごい下りで、靴の先が詰まって痛い。それならと後ろ向きに下りてみたらこれがいい感じ。ふくらはぎが伸びてストレッチしているよう。
果樹公園等への案内板を振り返り、また下る。白ひげ神社に着くと、駅は川むこうの高いところにあった。横瀬川を渡り、また急階段を上って、やっと芦ヶ久保駅に到着。大きな案内図で「風の道」という別の道で下りて来たことを知った。途中でアイスクリームを食べてきたグループがいて、羨ましがっている人もいた。特急電車は満席で、ほとんど急行で帰った。Cグループは横瀬駅から特急に乗ったとか。花と新緑と涼風の秩父ハイキングだった。=約12㌔=

Posted by taichiro at 17:51

2002年04月13日

シーズン終り葉桜に

◎第214回【多摩の公園とポンポコ山の桜を見る】
(第1回京王沿線ウォーキング)=約8㌔=
 4月13日(土)午前9時30分、京王線聖蹟桜ヶ丘駅に集合したのは、45人。第1回目ということで、住所と名前を登録。早速歩き始め、多摩川の支流、淺川の川辺に広がる一宮公園で、打合せと体操。
公園の中では整然と赤、黄、青と原色そのまま咲き誇るチューリップが見事。ただどういうわけか茎が短く、何だか短足の感じ。これは今年の異常気候で花だけは早く開いてしまったが、茎の成長が追いつかなかったせいかもしれない。

まだ完成して3年ほどの府中四谷橋、一見、ハープを思わせるたくさんのワイヤーで吊るされた橋で見た目にも美しく感じる。ここから左折して一般道に入り、京王線のガードをくぐり、宝蔵橋から大栗川の川辺を歩く。新緑に映えた川辺は雑草といえども活き活きしており、気持がいい。
桜並木が続き、平年なら丁度見ごろの時期なのに今年は完全に葉桜。2週間も早くなった今年の季節感。確かにどこかおかしい。階段を上がった先が大塚公園。ここで休憩。
東中野公園を通り抜け、いよいよポンポコ山に入るが、ここは唐木田の道というのが正式名称らしい。今は府中ゴルフ場にへばりついて出来ているように見えるが、古くは生活道路として使用されていたようだ。
坂道には階段が整備され、歩きやすいように見えるが、上り切ってこれで下りだと安心していると今度はまた上りの階段。それが「見晴らしの広場」「寺の入の湧き水」「展望台」「カブトムシの森」「砦山」「お花見広場」「尾根の道」「百本シダレ」「ヤエザクラの原っぱ」と続くので、足のほうがいい加減に嫌がってしまう。横に一般道が続くだけに、たった1.8キロの道程なのに疲れが出てどんどん先頭から離されてしまった。
やっと別所公園にたどり着き、せせらぎ緑道に出たときには、その疲れも安らぎ、ゴールの京王堀ノ内駅に到着、スタンプカード入れとしおりを貰い解散した。 

Posted by taichiro at 17:50

2002年04月06日

秋川縫って古寺巡り

◎第213回【五日市の古寺めぐり】=約12㌔=
 4月6日(土)午前11時、久しぶりの自主企画で、JR武蔵五日市駅に集合したのは37人。駅前で体操をした後、スタート。
檜原街道をしばらく歩き、右折。この右折をトップグループは間違えてしまい引き返したため、Bグループと一緒に歩いて「あきる野市」の謂れとなった阿伎留神社に到着。平安時代の文献にも載っている古社でなかなかの風情がある。

石段で下って小和田橋で秋川を渡り、広徳寺に向う。桜並木はすっかり葉桜に変わりもう初夏の様相。江戸時代のままといわれる重厚な山門をくぐると目の前に2本の銀杏の大木、圧倒される佇まいだ。本堂裏手のタラヨウの老木も貫禄があり、茅葺の庫裏の北にはカヤの大木があり、この大木を眺めながら広場でお弁当を開く。
ここから下って佳月橋を渡り、五日市憲法の碑、開光院を見る予定であったが、Aグループは会長のせいで道を間違え、遠回りして五日市郷土館に直接到着。屋根裏で蚕を飼ってたといわれる古民家を見学。時ならぬ大勢の見学者に係の人は大童で説明をしてくれた。
裏道を歩いて3度目の秋川越えは西秋川橋。戸倉で左折して野崎酒造の蔵を横目に見て右折して大桜通りに入り、しばらく急坂を上り、光巌寺に到着した。
目的は根回り5メートルあまりといわれる白山桜。満開に咲き誇る山桜は、一本の木としては壮観である。約400年間、脈々と毎年花を咲かせていたと考えると落ち着きを失ってしまうぐらい見つめてしまった。
光巌寺からすぐ隣のように見える三嶋神社、実はいったん下って石段を100段余り上がらなくてはならない。辟易して階段下で休憩していた人もいたが、上ってみると古めかしい社が二つ建ち並び、杉の小枝が風に折れたのか境内に折り重なるように落ちている様、周りに人気がないだけ深閑としていい雰囲気だ。
ここから普光寺に行く積りだったが、時間が少し遅くなったので、檜原街道に戻り、街道を直進。小中野にある有名な黒茶屋でコーヒータイム。1時間近く歓談をしたあと、歩いて武蔵五日市駅にゴール。解散した。

Posted by taichiro at 17:48