2001年07月28日

人気のない皇居外苑

◎第180回【夕涼み皇居一周】
 7月28日(土)18時、九段下に新しく出来た昭和館2階広場に集合したのは47人。外からそのまま入れる広場は建物の2階部分という不思議な空間で、風の通りもよく涼しくて静か。それていて声の通りもよく、集合場所として絶好だった。

葉桜に囲まれた千鳥ヶ淵から千鳥ヶ淵公園にかけて、この時間になると人通りやランニングする人も少なく、快適に歩く。またたくまに三宅坂に到着。三宅坂から桜田門にかけてお堀の斜面が赤茶けてはげている姿が気になる。水不足が影響して緑が枯れたのか、それとも雑草駆除のため薬を撒いたせいなのか、いずれにしても異様な光景だった。
桜田門から皇居外苑に入るが、人がほとんどいない外苑も何だか不思議。さくさくとわがGNPの面々が踏みしめる玉砂利の音だけが響いてくる。何だか歩行禁止区域を独占しているような気分。警備のお巡りさんが相当気にしている様子が手に取るようにわかる。桔梗門脇で休憩。ここから若干名解散。
そのあと、大手門横を通り、竹橋を渡り、北の丸公園に入る。日がほとんど暮れ、暗くなった公園内は、わき道は通行禁止。照明が本道にしかついていない。武道館前を通り過ぎ、スタートの昭和館で解散。どういうわけか、秋に近い気温に恵まれ、汗らしい汗もかかず本日の夕涼みウォーク大成功の巻だった。=約8㌔=

Posted by taichiro at 23:58

2001年07月21日

高層ビルと長屋同居

◎第179回【夕涼み隅田川河畔巡り】
 7月21日(土)18時、まだ暑さが残る牡丹町公園に集合したのは53人。流石に灼熱の日中とは違い、すっと吹く風にほっと一息。清澄通りに出て歩道橋を渡り、商船大学の明治丸をチラッと見て中ノ島公園に下りる。
ちょうど満潮になっていて、水辺の遊歩道は水が打ち寄せて一部水没していた。水がひたひたの飛び石を慎重に渡り、越中島テラスに出る。

ここからはなじみのコース。ゆさゆさゆれる橋を渡り、永代橋から隅田川テラスに入る。隅田川大橋、万年橋、清洲橋、そして新大橋手前で上にあがりトイレ休み。青テントを避け、新大橋を渡って一般道を歩き、中洲あたりからまたテラスへ戻る。清洲橋、下が通れるようになった隅田川大橋、一寸上がって豊海橋、そしてまた永代橋をくぐり、中央大橋を渡る。
にょきにょきと立ち並ぶ高層ビル群の姿は外国旅行をしているよう。橋のたもとの一画が何も出来てなかったがどうなるのかなと考えながら下をくぐって佃公園で休憩。
住吉神社を抜けて佃小橋を渡り、月島の西仲通商店街を通る。もんじゃ焼き屋のいたるところで若者達が並んで待っている姿を見る。とにかく賑やかで活気があり、あちこちから香ばしい香り匂って来る。腹の虫が鳴きはじめたが、空気だけ吸って清澄通りの信号を渡る。今回のコースで唯一の信号だ。
朝潮運河にかかる晴月橋を渡り、子供づれやアベックで賑わうトリトンスクエアに到着。エスカレーターで上がって花のテラスで、ギリシャ神話の海神トリトン像を見物し、階段を下りて、水のテラスでもぐらたたきのような噴水と戯れる子供を見ながら、体操して解散した。
動く歩道橋に乗って勝どきへ向かう人、食事をする人、大江戸線に乗る人、バスに乗る人と、三々五々、夕闇にまぎれ、瞬く間に消えていった。

Posted by taichiro at 23:57

2001年07月14日

神様見える水道蛇口

◎第178回【トトロの森を歩こう】
 炎天下の7月14日(土)10時30分、東村山駅に集合したのは約30人、体操会場の弁天池公園に早速向かったが、先着組がすでに10人あまりたむろしていて参加者はゲストも入れて44人だった。体操をした後、菖蒲で有名な北山公園に向かうが、もう菖蒲はすっかり終わってしまい、見る影もない。

茅葺屋根の民家園に立ち寄ってしばし見学してみたが、もうこの頃にはすっかり汗まみれ。酷暑の先行きが危ぶまれる。西武線の踏切を越えると目の前が八国山緑地。森の中に入るが、木陰はあっても風が吹かない森の中はやはり暑い。池の水もほとんど枯れ、今年の梅雨が空梅雨だったことがよく分かる。
尾根道まで登り、やっとそよ風の恩恵を受ける。それもつかの間、住宅地を通り、祭礼準備中の氏子達の間をすり抜け、50段ほどの石段が長ったらしいと思える階段をあえぎながら鳩峰八幡神社に到着。水道の水を見つけ、先を争ってタッチ、顔を洗ったり、タオルを濡らしたりして、やっと人心地。すぐ隣にある久米鎮座水天宮のだるまさんを眺めながらトトロの森2号地に入る。中を見物する余裕も失せて、看板だけ眺め先を急ぐ。しばらく住宅地を歩いて今度は西武ゴルフ場の裏側に出てコンクリート道を歩くが、猛暑が襲い、あえぎあえぎ、荒幡富士にやっと到着。もう歩く気力も失い、へたりこむ。ここでも水道の蛇口が神様のように見え、皆さんの人気者。ほとんど出しっぱなしで使ったため、溜まり場から水を溢れさせてしまった。それでも元気な人はいるもので1合目から9合目まで揃っている荒幡富士を登頂、頂上からの360度の景観を楽しんでいた。この市民の森で昼食。やっと人心地ついてから、住宅地を下り、下山口駅に到着。あとのトトロの森1号地、3号地はまたの機会ということにして、解散した。
暑い盛りのウォーキング。先を急ぐのではなくせっかく到着した森の中をゆっくり探索する余裕を持つべきだったと反省した。=約7㌔=

Posted by taichiro at 23:56

2001年07月07日

日差し和ぐ銀杏並木

◎第177回【田園調布と等々力渓谷】
(西武・東急合同ウォーク「水辺を歩こう」)
 今年の梅雨はどうも怠け者らしく雨がほとんど降らないまま。この日も予報では雨だったが、晴天の7月7日10時00分、多摩川駅に集合したのは45人。受付を済まし、早速、多摩川台公園の入口で準備体操を行った後、歩き始めた。この公園はかつての古墳群らしく、判別できるものだけでも八つぐらいあるようだ。木々の茂みは深く、この灼熱のときに涼しさを呼び起こし歩きやすい。

宝来公園は人工のせせらぎのようだが、湧水を利用しているせいか、澄み切っている。かもの親子ものんびり泳ぎまわり、何となくのどか。まもなく田園調布駅に到着。中世ヨーロッパの民家をモデルにした駅舎といわれるがなかなかの風情。駅前から環八までの道筋、見事な銀杏並木が立ち並び、日差しを和らげてくれる。高級住宅地と程よくマッチングしていた。
環八を少し歩いて尾山台駅に向かい、ここから大井町線沿いの小道を歩き等々力駅で踏切を越え、てっきり等々力渓谷に入るものと思っていたが、なんと入口が工事中のために入れない。とぼとぼと環八までまた歩いてやっと等々力渓谷に入るが、環八を直進したCグループはすでに先着。ここで小休止。そのあと多摩川の河原に入り、北上。日差しは強かったが、結構さわやかな風が吹き、そんなに辛くない。途中で昔懐かしいアイスキャンデー屋さんが自転車で通りかかり、その音につられて2,3の人が買い求め、ぱくつく。まもなくゴールの二子玉川駅に到着。
完歩賞のペットポトル用のストラップを頂き解散。昔の玉川遊園地であったねこたま公園でお弁当を済ませ、そのあと帰途についた。=約9キロ=

Posted by taichiro at 23:55