2001年05月26日

函館2泊ウォーク始末記

豪華なバスで大沼に向かう
 5月24日、午前5時2分木場で乗車。営団・都営・京急と乗り継いで、5時40分に羽田空港に到着。始発できたのに空港はもう人がいっぱいだった。朝のコーヒーとサンドを買う。M.KさんS.Tさんが世話役をしてくれ搭乗券とビッグホリデーのグッズを受け取る。参加者18人揃って搭乗。定刻に離陸し、ちょっと揺れたが無事函館空港に着陸。
 曇り空だが雨は降ってない。8時30分早速北都バスで大沼公園に向かう。このバス、大変豪華でゆったりしている。座席は一人掛けで3列。椅子の間隔も広く、トイレまでついている。もっともこのトイレ、実際には使えなかった。北海道は初めてで、どちらに向かっているのかさっぱり。だんだん緑の多い景色になる。芝桜、八重桜、藤、リラ、つつじ、バラ、と春から初夏の花が一斉に目に入る。われわれの他には数人しか乗っていなかったが、それで満席のバスは歓声を上げて走る。9時40分、大沼公園に到着。
くねくねと迷路のような大沼小沼の周囲をウォーキング。山つつじ、タンポポ、そして色々な名前の分からない可憐な花たちが咲き乱れ、しっとりとした緑の中を賑やかに歩く。ひと昔前は駒が岳が見晴らせる広大な湿原だったとか。残念ながら曇り空のため、駒が岳が見えない。

戦いの跡を感じない五稜郭
JRの大沼駅まで歩き1両の電車に乗り函館駅へ。市電とバスのツーデイパスを買って五稜郭へ。タワーから見下ろす五稜郭、幕末の戦いの跡はほとんど感じられず、わずかに五角形の掘割がそのよすがとなっていた。下に降りて今度は堤の上を松や桜を眺めながら一周する。
函館バスで湯川団地入口下車、トラピスチヌ修道院まで坂を上り、塵一つ落ちていない清楚な庭を見学させてもらう。またバスで湯倉神社前で降り、徒歩で宿舎の湯の川グランドホテルに17時15分着。各部屋へ落ち着く。18時夕食。慌しく女性16人、下からは頂上が見えない函館山を目指して上るが、案の定、頂上は雲の中。それでも懇切なバスガイドの説明を受け、二合目からの眺めは絶景。バスもわざわざ止まって,その素晴らしい夜景を見せてくれた。

本州最北端の大間崎に立つ
 25日、6時50分集合し、函館駅前の朝市で朝食。9時、七飯(ななえ)フェリーターミナルから出航。津軽海峡の景観を期待したが、靄に包まれ、見えるのは海ばかり。10時40分大間到着。NHKの「私の太陽」のロケ地を大間崎灯台を目指してウォーキング。人懐っこい一本釣りの家のおじいさんに会った。うみねこの歓迎を受け本州最北端の地、大間崎に立つ。眼前の灯台は小さな島にあった。
昼は本場のまぐろ丼をいただく。そそくさとバスに乗り、佐井へ。佐井アルサスから定期観光船に乗る。

自然が作った仏像群仏が浦
大町桂月が感激して歌に詠んだという仏が浦の景観は、人知の及ばない大自然の偉大さに圧倒された。自然石の仏像が立ち並ぶ仏が浦には海流に乗ってあらゆるものが打ち上げられるという。仏の世界に浸り、そして猛スピードの観光船に堪能して下船。バスで大間フェリーターミナルに向かう。乗継時間が4分しかないとバスの運転手さんに話をすると何とこのバス、路線を離れてフェリーに横付けしてくれる。私どもしか乗ってはいなかったが、この機転、都会では味わえない人情だ。フェリーもまたわれわれ一行の特別区画を設けて歓迎してくれ、乗船が遅れても出航を待ってくれるという特別待遇。おかげで無事函館へ帰る。
今夜は昨日ちゃんと見えなかった函館山の夜景を見ようということで有志11人が再挑戦。小雨がパラッと来たが山は大丈夫、「宝石を散りばめた」と言う形容がぴったりの景色に満足して下山。電車を降りると雨。近回りをしようと川沿いを歩き始めたが、途中から足元も見えない暗さになり、草が生えっぱなしの路。それでも無理して歩いていると川の交差点につき、橋もなく左に曲がり橋へ出る。結局、若干遠回りしてホテルに戻ったことになった。

ハリストス実はキリストだ
 26日、7時、朝食後、荷物の整理。手回り品以外は宅急便で纏めて送る。バスと市電を乗り継いで終点の谷地頭下車、降りしきる雨の中、石川啄木の墓を過ぎ、有名な立待岬に立つ。晴れていれば海峡越しに、下北半島、津軽半島、渡島半島と見渡せるだろうなと想像する。碧血碑を見学し、函館山の中腹を回る。函館山は、昔は軍の要塞で一般人は入れなかったとか。雨にけぶる木々は瑞々しく排気ガスがほとんどないせいか、空気まで澄んでいるように感じる。
函館山に登る登山バスで2回も通った二十間坂に出て、聖ヨハネ教会、カトリック元町教会と眺め、ハリストス聖教会を見学する。牧師の話でハリストスはキリストとのこと。言葉をカナにすると違ったものになること、「ゲーテ」でも知っていたが、キリストの言い方もこんなに変わることを初めて知った。変わった形の十字架は足を乗せる台だと知った。函館の鹿鳴館と思える[旧函館区公会堂]、「旧イギリス領事館」を見学して12時半、自由行動。

幹事の細やかな配慮に感謝
各々あちらこちらに散る。坂を下りず横に歩き散策。人通りも少なく車もほとんど来ない一見うらぶれた佇まいと瀟洒な洋館が同居する山手地区を見ながら函館ドック電停に着く。停留所前の小さなおすし屋さんに入るが、量も多く、美味しくて安いお寿司。ちょっとした感激だった。市電で函館駅に戻り、百貨店で長袖シャツを買う。そのあとコーヒーを飲んで時間を潰し、朝市を抜けて摩周丸の周囲を散歩。青函連絡船のレールの残骸に昔の姿を想う。16時10分、集合場所に向かっているとチラチラと大袋を下げた人達を見かける。我々の仲間だ。16時30分、北都バスで函館空港に向かう。夕食は弁当を買って飛行機の中で食べる。18時40分函館空港発、19時55分羽田着。今回のツアーを企画し、細かい配慮をしていただいたM.Kさん、S.Tさんに感謝の拍手を送って全員無事解散した。
     [K.M記]
一人当り実費内訳
宿泊航空運賃26,378円 交通費9.620円 入場料等1.310円
その他土産等 692円            計38,000円

Posted by taichiro at 20:29

睡蓮の葉にひな集う

◎第171回B【善福寺川を下る】
5月26日(土)13時、曇り空の上石神井駅前児童遊園に集合したのは31名。
仙川上水緑道を抜け、車に注意しながら、善福寺公園に入る。センダンの花がきれいに咲いている。下の池では、白とピンクの睡蓮の花が咲き、葉の上を小さな雛(名前不明)が2,3羽歩いている。あまりの可愛さに歩くの忘れて見とれる。
善福寺川の民家の横の単調な道を川の鯉や民家の花を見ながら歩き、関根文化公園で休憩。
再び同じ道を歩き続け善福寺緑地公園で休憩。C班は荻窪橋で別行動のため別れる。これよりA,B班20人一緒に、緑が多く気持の良い公園の中を歩き和田堀公園へ行き解散する。 [M.N 記]

Posted by taichiro at 20:25

2001年05月19日

木陰の涼しさまだ春

◎第170回【南大沢から花菖蒲めぐり】
 雲ひとつない快晴の5月19日(土)10時、南大沢駅に集合したのは40人。受付を済まし、コース地図をもらって出発。赤石公園近くの路地で体操。函館組の簡単な打合せをした。
そのあと、大平公園を通って清水入緑地入口から遊歩道に入り、木漏れ日の中を快適に歩く。信号のある自動車路を渡り、今度は階段を上り、坂道を下って長池見附橋をくぐり、長池公園に到着。振り返ってみた見附橋、どこかで見た橋だと不思議な思いでいたところ、何とこの橋、四谷見附にかかっていた橋を移設したものと判明。懐かしい思いをした。

せせらぎ通りを優雅に歩いた後、再び階段を上がり、蓮生寺公園、九兵衛坂公園、秋葉台公園と公園のはしご。ここから下って京王線に突き当たり、右折して中沢池公園に到着。ここで昼食。
日向の暑さはもう夏だが、木陰の涼しさはまだ春という感じ。すっかり汗も引き、気力を充実させ、中沢池を巡るが、肝心の花菖蒲、どこにも見当たらない。菖蒲池はカラカラになっている。残念ながら蓮の花も見当たらない。花には恵まれなかったが、新緑の丘陵地帯。適度に風もあり、木陰もあり、遊歩道の整備もよく整い、歩きやすく、またたくまにゴールの京王多摩センター駅に到着。参加賞の歯間衛生セットをいただき、解散した=約10㌔=。
 

Posted by taichiro at 20:25

2001年05月12日

雨のない城ヶ島風情

◎第169回【三崎口から三浦海岸まで】
京急三浦半島リレーウォークの第2回目は5月12日。京急三崎口駅に集合したのは、ゲストを入れて38人。受付を済まし、体操をした後、歩き始める。ただただ歩いていたため、あまり途中の模様が思い出せないが、またたくまに小網代の海岸に到着。まさかと思えるような瀟洒なマンションが目立つが、ここから上り坂。油壷の方には向かわず、三浦湾から三崎港に向かう。三崎公園から目の前に城ヶ島が見え、城ヶ島大橋も見渡せたが、橋までが長い。

やっとの思いで橋を渡り、城ヶ島公園で昼食。日差しは厳しいがさわやかな風が涼しい。休憩後、磯辺に下りて岩場や砂浜を歩き、城ヶ島灯台も見るが、でこぼこしていて足元が大変だ。おかげで作ったことのないマメが足の指に出来る。城ヶ島を一周して橋のたもとで有名な白秋の歌碑を眺める。[雨は降る降る……]快晴の城ヶ島では、その風情が味わえない。再び橋を渡りバス道を歩く。宮川公園を越えて左折するところを、そのまま直進して毘沙門湾に迷い込んだものもいた。艱難辛苦、山道を越えてバス道にたどり着き、そこからバスに乗ってやっと三浦海岸駅に到着した話や、初めからいきなりバスに乗り、城ヶ島で優雅にマグロに舌鼓を打ったものも居ると聞くが、それでも大半の人たちは公称20キロ、実質26キロぐらいあるコースを無事踏破した。

Posted by taichiro at 20:22

2001年05月05日

優雅な竹の触れ合い

◎第168回【東久留米湧水めぐり】
 ゴールデンウイークの後半、子供の日の5月5日は絶好のウォーキング日和。午後1時、東久留米西口中央公園に集合したのは49人。打合せと体操をした後、早速、歩き始めすぐに落合川に入る。流れが異常なほど透明。湧水から流れているとすぐ分かる。
程なく、竹林公園に到着。青々とした竹林の根元には筍が顔を出し、すでに青竹になりはじめたものもある。竹と竹の触れ合う音はどういうものか優雅な日本の原形。わびを感じるが、これも一つの先入観だろうか。

再び落合川沿いに歩くが、川と戯れている親子連れが多く、のどかな風景。南沢緑地保全地域は湧水地区。どこから伝わってくるのか、染み出てくる湧き水は自然の恵み。腐葉土が適当に柔らかく、足に負担がかからない。
古びた氷川神社とコンクリート造の多聞寺は対照的。その後は自動車道を曲橋まで歩くが、歩道が狭く、あまり面白くない。比較的大きな大円寺は平地にあったが、子の神社は小高い丘の上。村の鎮守さま風でお社も古びていて懐かしい感じ。
その並びにある小山台遺跡公園で休憩をとるが、ここは縄文時代の人の住処。何もないが新緑の木陰でさわやかな風に吹かれていると、何千年もの昔にタイムスリップした気持ちになり、当時と同じように水を飲むが、皆さんのリュックからはまるで魔法にかかったように飴やお菓子、果物まで次から次と湧き出てくる。汗も引き、少し冷えた気分になったころ歩き始め、下田橋から今度は黒目川を下る。
大橋の欄干から鯉の滝登りならぬ川上りを眺める。膨らんだおなかを抱え、必死に上る2尾の鯉。たぶん夫婦の鯉が産卵地を求めてやってきたのだろう。麗しくもつらい作業だ。
Cグループはここから東久留米駅に向かったが、他のグループはコースどおり東久留米市スポーツセンターのある黒目川と落合川の合流点まで歩き、再び落合川を上り、スタート地点の東久留米西口中央公園まで歩き通し、無事、約10キロの回遊コースを制覇した。

Posted by taichiro at 20:21