2014年06月14日

◎第823回A[富岡製糸場とめがね橋・碓氷峠]

26年6月14日(土)午前7時=約7㌔=
(阪急交通社主催日帰りバスツアー) 東京発→富岡製糸場→おぎのや横河店→めがね橋→碓氷峠アプトの道(ウオーキング)→碓氷湖→東京
富岡製糸場DSC09997.jpg

26年6月14日(土)午前7時、東京駅前の丸ビル前で15人、7時30分上野駅公園口で7人、合計22人のGNP会員が総計41人のバスに過半数で乗り込み関越高速道を辿った。予定では富岡製糸場に先に行くことになっていたが、めがね橋を先に見学。めがね橋はアプト式鉄道を採用した旧信越本線の鉄道遺産。記念撮影をした後、アプトの道1.1㌔をウォーキング。碓氷湖でバスに乗り、富岡製糸場に向かう。車中でおぎのやの弁当をいただく。
富岡製糸場は明治5年に設立された官営の器械製糸場で世界一の水準であった。東繭倉庫の全長は104.4㍍、高さ14.8㍍の木骨レンガ造りで当時のままで残っている。繰糸場=写真=には見学者が大勢押しかけ、当時の様子を興味深く観察、保存されている自動繰糸機は昭和40年代に設置されたもの。
未だ電気もなくエネルギー源は石炭という時代、明り取りは太陽ということで、大きな窓が作られ、ガラス張り。労働時間は8時間という環境は女工哀史と無関係な理想郷だったとのこと。ただし、ここで育った女工たちが、地方に配属され、地方ではいろんな哀史が生まれたとのこと。産業の発展が必ずしも常に理想通り進まないことを示している。ここが世界遺産として1週間後の20日には登録される予定という貴重な歴史的瞬間のまさに前夜という状況を見学できた。
好天に恵まれ、高速道は渋滞もなく、途中ではくっきりと富士山も望まれ、帰途は午後8時ごろになるとの予測が午後5時には帰京でき、主婦にとっては夕食の支度ができるという快適なバスツアーであった。

Posted by taichiro at 2014年06月14日 22:18