2010年07月24日

◎629回[夕涼み新参者探索]

7月24日(土)午後5時=約7㌔=
江東区役所集合→崎川橋→宇宙人→清澄公園→清洲橋→蛎殻町公園(休憩)→ロイヤルパークホテル→水天宮→重森永信堂→板倉屋→築地銀だこ→うぶけや→大観音寺→きく家→日本橋小→魚久→玉ひで→快生軒→ブックスビスモ→らーめん処萬佑→双葉→おか吉→亀井堂→草加屋→快生軒→浜町公園解散
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水牛のような2本の角があり、鋭い目つきの宇宙人がビルの窓に張り付いて見下ろしている。

◎629回[夕涼み新参者探索]
7月24日(土)午後5時=約7㌔=
今年も夕涼みウォークの時期になった。朝から何となく落ち着かず、時間ばかりが気になる。午後4時になったところで家を出る。脳みそまで茹ってくるような酷暑も、午後4時を過ぎると吹く風も少し和らいできたようだ。
7月24日、江東区役所横の広場に52人が集合、今後の予定の伝達や下見協力を呼びかけ、MNさんのリードで体操して出発する。
四つ目通りを渡って木材健保会館を過ぎ、大門通りを北上、葛西橋通りを渡って左折。テレビドラマ「同窓会ラブアゲイン」に出ていた崎川橋を渡って仙台堀川に沿って進む。今日の水面は手が届きそうに近い。遊歩道に今にも溢れそうなぐらい水嵩が増えている。木場公園大橋をくぐり、夕日を追いかけるように三つ目通りを渡る。亀久橋から一般道を行くと、水牛のような2本の角があり、鋭い目つきの宇宙人がビルの窓に張り付いて見下ろしていた。
木更木橋から水辺に戻り、清澄通りを渡ると、A班が休んでいたのでB班も深川図書館前で休憩。清澄公園を通り抜け、清洲橋を渡る頃は陽も随分傾き、水色の橋桁が金色に輝いていた。川上にはスカイツリー、川下には大川端リバーシティのビル群を望み、隅田川を渡る。
人通りの少ない落ち着いたビルの日本橋蛎殻町をくねくね行くと、水天宮の裏門が見えた。夜は門が閉まって通り抜けられない。人形町通りへ出ると人通りが急に増える。
これは、東野圭吾描く小説「新参者」がテレビドラマになり、主人公加賀恭一郎に扮した阿部寛の人気で盛り上がったもの。この主人公加賀恭一郎はすでに7冊の作品があるが、この「新参者」で一躍有名になった。それにこの小説、第1章から第9章まであり、一種の連作もの。およそ5年かかって完成し、それでいて犯人は最後に判るという斬新な構成。それぞれの章でも疑わしき人物が出てくるが、実は下町の人情味豊かな伏線が張られ楽しくなる。煎餅屋、料亭、瀬戸物屋、時計屋、洋菓子屋、清掃屋、民芸品屋等人形町に実在するお店が出てくるため、見物客が増えたようだ。
仲間にはぐれないよう余所見もそこそこに、からくり時計の「からくり」も分らなかった。人形町交差点で対岸へ渡り、大観音寺の細い道へ入ると井戸があった。みんなコキコキ漕いで冷たい水にさわり喜ぶ。日本橋小学校で何かイベントをやっていたようで、可愛いゆかた姿の子供達が行き来していた。人形町通りへ出るとA班が曲っていくのが見えたので、B班もそのまま甘酒横丁を直進。程なく浜町公園へ到着し一緒に体操をして解散。皆さん三々五々、薄暗くなってきた夕闇に消えていった。
帰りのバスの窓からまん丸のお月様が見え、「今日は満月だから大潮で水面が膨らんで上昇していたんだ」と思った。 [KM記]

Posted by taichiro at 2010年07月24日 23:06