2009年12月19日

◎第599回[晩秋に誘われて多摩川と古民家を訪ねる]

12月19日(土)午前10時=約12㌔=
つつじヶ丘駅(南口)集合→野川緑地公園→龍泉寺→弁財天の池→狛江市古民家園(休憩)→兜塚古墳→伊豆見神社→多摩川サイクリングロード→飛田給駅解散
TS290865.jpg
i二階建ての鐘楼がある雲松山泉龍寺

◎第599回 [晩秋に誘われて多摩川と古民家を訪ねる]
12月19日(土)武蔵野の京王線つつじヶ丘駅に集まる。受付を済ませ、駅舎の外で全員の集合を待つ。(集まったメンバーは44人)「あれ! 今日は会長夫妻、来ていないな! 何かあったのかなあ」等々話しながらも、暖かい日射しの中で配布された会報を読み、雑談しながらスタートを待つ。
10時過ぎ、コース途中にある近くの神社に向けてまずスタートする。道路際に小さな神社があり、高い木々が茂り日射しは殆ど地面に届いていない。HKさんから説明があり、「会長が体調不良で昨晩突然入院することになり、今は集中治療室に入っている。2~3週間は入院する事になる」との話。その後、MNさんのリードの体操で体をほぐして出発する。
八反田児童遊園の暖かい日だまりで元気よく遊んでいる子供達を眺めながら神代団地横を右折し、野川橋で野川を渡る。この辺り一帯は住宅地、畑地で高い建物はなく、殆ど影になることのない日射しの中を歩く。風は冷たく、ほおをなぶりながら吹いていく。手は少々冷たく感じたが、顔は温かい日射しと相まってとても気持ちが良い。快適なウォーキング日和だ!
レストラン「華屋与兵衛」の角で左折し、前原公園を通る。やや大きな公園で、いろんな種類の遊具があり、子供達が歓声を上げながら遊んでいる。公園の原っぱの真ん中にポツンと一本大きな木が立っている。思わずTVでよく聞く日立のCMソング「この木なんの木」のイメージを浮かべてしまい楽しくなってしまった。
直進して野川緑地公園に入る。幅2~3 m位の遊歩道だがその両側に低い木が植栽されており、名札も付けられている。木々の林が幅 数メートル位になったり、十数メートル位になったりし、延々と続いている。地元の人の話に寄れば、この野川緑地は元の野川の本流で暴れ川として知られ、頻繁に氾濫・洪水を繰り返していた。途中より支流を作り野川の本流をそちらに移したとの事(現在の野川)。今は、この緑地公園の地下に下水道が通され、隣の世田谷区よりもずっと早くこの狛江市の下水道が完備したとの事。
少々広くなっている箇所で土が盛り上がっている。霜柱だ! 早速、足で地面をこすると3~4cmの霜柱がキラキラ光って表れる。傍を通った親子連れも足を止めてしゃがみ込み、珍しげに触っていた。この一両日の寒波襲来で霜柱が出来始めている。
小田急線の手前で右折し緑地公園から離れ、狛江駅前を通り弁財天の池を抜けて泉龍寺に入る。「雲松山泉龍寺」は曹洞宗のお寺で、奈良時代に良弁僧正が開いたとされている。如何にも禅宗のお寺というような静かな佇まいを見せている。山門から本堂までの参道の真ん中に「2階建ての鐘楼」があり、その下を潜って本堂にお参りするというちょっと変わったお寺。
泉龍寺を出て、古民家園に寄る(江戸時代後期の村方医師であった荒井家の住居、平成4年に解体した物をその後復元)。兜塚古墳(5~6世紀)の横を通り、伊豆見神社に入る。この神社も歴史が古く、889年に六所官として鎮祭したと言う。長~い参道を往復してお参りし、多摩川に向かう。
300 m程歩くと多摩川の土手に出た。相変わらず風は冷たいが、日射しが強い為すがすがしく気持ち良く感じる。川の遙か向こうに富士山がくっきり見え、昨日の遭難事故が嘘のようにおごそかな姿を見せていた(冬は人を寄せ付けない霊峰か!)。多摩川の堤防のサイクリング道路を1km程歩いてから土手を降り、桜堤通りに沿って歩く。
日活撮影所の前を通り、調布高校前、京王相模原線のガード下を通る。稲荷橋の信号を右折し、鶴川街道に出る。鶴川街道信号で左折し、旧品川道を進む。所々にある畑の野菜を見て歩いているうちに目的の飛田給駅に到着する。スタンプを押して貰い、参加のお土産を貰って帰途につく。 [TC記]

Posted by taichiro at 2009年12月19日 17:58