2007年11月10日

◎第494回[文学の薫りあふれる街、三鷹を歩く]

 11月10日(土)午前10時、約8km 
 三鷹駅南口→風の散歩道→山本有三記念館集合(9:30開館、見学できる)→小鳥の森→禅林寺→八幡大神社→三鷹電車区跨線橋→玉川上水→三鷹駅北口解散
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八幡大神社の参道横に出来た水溜りで十数羽の鳩が水浴びしていた。

◎第494回[文学の薫りあふれる街、三鷹を歩く]約8km
 11月10日(土)午前10時、JR三鷹駅ホームに降りると、工事中の幕が張られ、改札まで行くのにウロウロしてしまった。数人のメンバーと合流し、高架になってすっかり見違えてしまうような南口から降り立って、雨の中、玉川上水沿いの「風の散歩道」を歩く。太宰治が入水したという場所に、路傍の石と呼ばれる「玉鹿石」が置いてあった。
 山本有三記念館に着くと先着組がもう見学していた。初めて中に入ったが、暖炉や壁や窓や板の床が「大正浪漫時代」のまんま。すごい家に山本有三は住んでいたんだと、感嘆した。見学者がどんどん増えてきたので、我々は外に出て集合。37人雨の中で、シンポジウムや展示会の打合せをする。
 合羽に傘で、結構しっかり降っている雨の中へ出発。ぎりぎりに来た人が見学したりしてバラバラになってしまった。万助橋から上水沿いに下り「ほたる橋」を渡って、小鳥の森で鳥の声に耳をそばだて、明星学園から曲がり、三木露風旧居跡の立札を見て、井の頭恩賜公園に入る。ジブリの森の屋上のラピュタのロボットを眺め、いずみ通りを延々と歩く。三鷹産業プラザの手前を左折、三鷹市民協動センターをちょっと覗き、禅林寺の松の巨木を拝み、八幡大神社の鳥居をくぐる。参道横に出来た水溜りで十数羽の鳩が水浴びしていた。そして寒そうに膨らんでいた。
 神社を通り抜けられるかと思ったら裏の門は施錠されており、仕方なく戻る。ぐるっと周って、裏の鳥居を外から恨めしそうに眺め、禅林寺通りを通り、左折。三鷹通りの信号を渡って仙川水路へ出る。井之頭病院角の上連雀第十二之橋を渡り、そのまま直進してJRの手前を左折、三鷹電車区跨線橋を渡る。この跨線橋、昭和4年に建造されたもので、中央にある大時計は直径1㍍もある。その下で沢山の電車が行儀良く並んで休んでいた。
線路沿いに進み、元武蔵野競技場線跡の堀合遊歩道へ。薄暗い雨空の下、どっぷり濡れた地面に真っ赤な落葉が散り、落ち着いた景色だが、何とももの悲しい。
 玉川上水に突き当たり右折、結構水量のある上水を覗き込んだりして欅橋を越え、三鷹駅北口へ到着。解散して食事場所を探す。

Posted by taichiro at 2007年11月10日 18:20