12月9日(土)午前10時、約8km
上野駅入谷口集合→一葉記念館→書道記念館→谷中霊園→朝倉彫塑館→旧東京音楽学校奏楽堂→不忍池・弁天堂休憩→下町風俗資料館→上野駅入谷口解散
写真は赤い幟の目立つ太郎稲荷大神。
◎第448回[「一葉記念館」完成記念!!下町の知的文化めぐり] 約8km
12月9日(土)午前10時、上野駅入谷口に集合したのは42人。生憎の雨で肌寒く冬を実感。電車の中の服装もコート姿が多く、マフラー着用も増えている。
3階にあるコンコースで打合せと体操。傘を差してスタートしたが、そのままコースを外れて東京駅に向かい、そこからビッグサイトで開かれているみどり会に向かったグループもあり、何となく気が乗らない。
昭和通の一つ西側の通りを歩き、入谷鬼子母神のある言問通との交差点を渡り、赤い幟の目立つ太郎稲荷大神に入ってみる。この辺りは「光月町」といわれていたそうで、近くにあった「東光院」の「光」と「燈明寺」の「明」をもとに名づけられたとのこと。町名変更でいろんな謂れが薄れていくのは寂しい気がする。
鷲神社から吉原神社、吉原大門、竜泉共立診療所と昔の遊郭跡を通るのがコースだが、途中を省略して一葉記念館に向かう。
もともと昭和36年に開館した古い文学館だったが、11月にリニューアルオープンした地上3階地下1階の堂々たる記念館に様変りしていた。樋口一葉の筆跡を中心に展示されていたが、24歳で夭折したその筆跡、一家を支え、その才を天下に見せることができた時代。現代よりずーっと進んでいるような気がしてならない。
飛不動、西徳寺を見ながら昭和通に出てそのまま、上野駅のゴールに向かう。コースどおり歩くと書道記念館、谷中霊園、朝倉彫塑館、旧東京音楽学校奏楽堂、不忍池・弁天堂、下町風俗資料館と回ることになっていたが、今にも雪になりそうな氷雨が降り、手袋をはめない手は縮かんできたので、途中、コーヒー屋に入り、温まり、歩いた気になって、スタートの上野駅入谷口に到着、記念品をもらい解散した。