2006年03月04日

◎第409回[アマカランチック街道を歩く]

平成18年3月4日(土)午前10時=約12㌔=
亀戸駅前公園(ハネカメ広場)集合→亀戸大根まんじゅう→塩豆→きず海苔→くずもち→栗もなか→佃煮→芋きん→すみだリバーサイドホール(休憩)→隅田公園→小梅だんご→あんぱん→大学いも→きんつば→あんみつ材料→落花生→こごめ大福→醤油せんべい→豆大福→五智菓→不忍池水上音楽堂解散
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写真はすみだリバーサイドホールの壁面いっぱいに使った「折鶴の造形」

◎第409回[アマカランチック街道を歩く] =約12㌔=
 3月4日(土)午前10時、亀戸駅前公園のハネカメ広場に集合したのは49人。つい先日は凍てついていたハネカメも元気よく水浴びをしていた中で、打合せと体操をしてスタート。
 亀戸大根まんじゅうで有名な「升本」前を通り、四つ角ですっかり鳩の餌場になっている塩豆の「但本いり豆」で左折。右側にはきず海苔を売り物にした「浜屋海苔」、左側は葛餅ではどこにも負けない「船橋屋」を眺め、梅満開の亀戸天神を避け、錦糸町の新名所になりそうな「OLINAS」の模様を遠回りして見学。
 今度はまるでお城になっている「森八」の建物。栗もなかは金沢が発祥の地とか。佃煮屋の「海老屋」、芋きんの「満願寺」と歩く頃にはそろそろ財布の紐が緩み、買い物を始めた。すみだリバーサイドホールで休憩。
 ここは室内の壁面をいっぱいに使った「折鶴の造形」。3日から新しく飾り始めた鳩が花を咥えて飛び回っているシーンは、折からの日の光で陰と陽との混ざり合いの中で、本物が飛びまわっているような美しさがあった。
 隅田公園に入り、牛島神社に参拝。言問橋手前には小梅だんごの「埼玉屋小梅」があり、橋を渡ると、浅草側。あんぱんで有名な「あんです」。餡です、という言葉がそのまま屋号になったとのこと。お客が立て込み、買っているといつの間にか置いてけぼり。
 大学いもの「千葉屋」、きんつばの「徳太楼」と歩き、そのまま言問通を直進して、あんみつ材料の「あいば」辺りで一行に追いつく。入谷鬼子母神前で右折。落花生専門店の「山口屋」の前を通り、こごめ大福の本家「竹隆庵岡埜」に到着。和服姿の女将さんが上品に道の掃除をしている姿。まるで戦前に戻ったよう気分になる。その先に「御行の松」を飾る公園があり、もう三代目になる松が密やかに立っていた。
 そこから寛永寺陸橋でJRを越え、細い路地を直進すると突き当たりに醤油せんべいの「嵯峨の家」があり、分家の「谷中岡埜栄泉」も豆大福が売り物だ。五智菓の「桃林堂」はちょっと離れたところにあった。言問通もこの辺になると狭いままの昔の佇まいが見られ、あを梅・ゆず餅の「喜久月」、焼きたてせんべいの「大黒屋」、ゆべしの「天三味」など軒を並べているが、一見、駄菓子屋の風情。これが天下に有名な銘菓を作っているとは思えない。ただ、家業という言葉が活きている雰囲気で、こつこつと同じものを作り、提供している意味がよく分かる。
 路地を通り不忍通に出て、不忍池に入る。色とりどりの鴨の群れが、旅立ちの前の一時を大いに謳歌している。枯れたままの蓮池も仄かに春の到来を祝っているようだ。水上音楽堂前で解散。三々五々、お昼に向かった。

Posted by taichiro at 2006年03月04日 15:48