2001年11月04日

急逝された安永さんを偲んで

佐 藤  剛
 未だに信じられない気持ちです。茫洋とした中にも親しみのあるあの顔が浮かび、「はーい、安永でーす」で始まる特徴のある電話の声が聞こえてくるようです。東砂の旅行同好会の仲間達と一緒に安永さん夫妻と旅行していたI.Sさんから電話の知らせが入ったのは5日夕方でした。

 突然のことに只呆然として事情が解らなかったのですが、後で安永さんの奥さんから詳細を聞いて旅行中の急逝と知りました。
 考えて見ますと安永さんとの交際はGNPに入会してからの付き合いで思ったより浅いのですが、会長から親しかった安永さんとの思い出をと言われて「はい、書けますかどうか」と返事してから気が付くと自分でも古くからの友人であったかのように錯覚していたのも不思議です。
 社交下手の私が本音を言える相手として付き合って来たのも、安永さんの人柄でしょう。深川郵便局のシニアネットクラブで初心者の会に参加しての帰りに立ち寄った喫茶店でI.Sさんと三人で始めたお茶飲みが定例の様になり、途中からT,Yさんも加わり四人で毎週水曜日にとりとめのない話をしながらコーヒーを飲んだのも思い出となってしまいました。
 安永さんと二人でぶらり荒川の土手を散策したこと、安永さんに誘われて旅行の会に参加したこと等、思い出すと涙が出てきます。最近足の衰えた安永さんとウォーキングの行動を共に出来なかったことが悔やまれます。
 旅先のホテルで崩れるように倒れられ救急車で病院に運ばれたが、遂に現世に戻れず「苦しまずに亡くなったのがせめてもの慰め」と奥さんが言われたのを聞き、嗚呼安永さんらしい死に方と言ったら不遜になりますが、とにかく大往生でしたね。まさにGNPを実践したようです。
 GNPの活躍とウォーキングを陰から見守ってくれるでしょう。

Posted by taichiro at 2001年11月04日 02:29