2001年08月11日

屋敷跡味わう公園群

◎第182回【夕涼み六本木界隈】
 久しぶりに雨模様の8月11日17時、六本木西公園に集合したのは、45人。もとどこかの屋敷跡らしく20人は雨宿りが出来そうな屋根つきの門構え、その上、池庭もそのまま利用しているような風情で樹木の茂りも枝葉がしっかりしていてしっとりとした感じの落ち着いた公園だ。

体操をしたあと、傘を差して歩き始め、桧町公園に着く。ここは長州藩中屋敷跡と聞くが、広くて大きい。特に池の作りがよく、板道で池の中心まで歩けるようになっている。そこから坂道を上って赤坂氷川神社で手を合わせ、氷川公園、一ツ木公園と巡るが、いずれもどこかの屋敷跡のようだ。
この辺で雨も止み傘をすぼめて急坂の三分坂を登り、円通寺坂を省略(Bグループはちゃんとコースどおり歩く)してTBS放送センターの構内道路を突っ切ってみる。タレント連中に会えるかと期待していたが、あいにく閑散とした佇まい。ほとんど人にも会わず、赤坂レンガの道に出る。
「この辺、坂が多いわね」「だって、この辺、赤坂って言うんでしょ」そんな会話を聞きながら、アークヒルズのカラヤン広場に到着、休憩した。ここは建物の2階だが、ツインタワーの中間にあり、時間によって水量の変わる人工の滝やからくり時計もあり、広場には自由に座れる椅子が置いてあり、休憩には最適だ。冷房が効いているわけでもないのにビル風は心地よく汗にまみれた身体を癒してくれる。
15分近く一休みしたあと道源寺坂を省略して遠くから見ても目立つ法輪形の屋根を持つ霊友会の横を通り、外苑東通りを右折。厳しい警備をしているように見えるロシヤ大使館の前を通り、郵便局にしては広すぎるような立派な麻布郵便局前の横断歩道を渡り狸穴坂を下る。何の施設かぴんとこないが、廃墟に近いロシヤ大使館のコンクリート造の建造物を見上げながら狭い路地を右左右と歩き、狸穴公園に着く。ここも多分どこかの屋敷跡らしいが、こじんまりした公園だ。
高速道路環状線に出たところで直進してきたCグループと一緒に横断して麻布十番に到着。可憐な「赤い靴きみちゃん像」の建つパティオ十番公園で解散した=約7㌔=。

Posted by taichiro at 2001年08月11日 00:04