2001年05月05日

優雅な竹の触れ合い

◎第168回【東久留米湧水めぐり】
 ゴールデンウイークの後半、子供の日の5月5日は絶好のウォーキング日和。午後1時、東久留米西口中央公園に集合したのは49人。打合せと体操をした後、早速、歩き始めすぐに落合川に入る。流れが異常なほど透明。湧水から流れているとすぐ分かる。
程なく、竹林公園に到着。青々とした竹林の根元には筍が顔を出し、すでに青竹になりはじめたものもある。竹と竹の触れ合う音はどういうものか優雅な日本の原形。わびを感じるが、これも一つの先入観だろうか。

再び落合川沿いに歩くが、川と戯れている親子連れが多く、のどかな風景。南沢緑地保全地域は湧水地区。どこから伝わってくるのか、染み出てくる湧き水は自然の恵み。腐葉土が適当に柔らかく、足に負担がかからない。
古びた氷川神社とコンクリート造の多聞寺は対照的。その後は自動車道を曲橋まで歩くが、歩道が狭く、あまり面白くない。比較的大きな大円寺は平地にあったが、子の神社は小高い丘の上。村の鎮守さま風でお社も古びていて懐かしい感じ。
その並びにある小山台遺跡公園で休憩をとるが、ここは縄文時代の人の住処。何もないが新緑の木陰でさわやかな風に吹かれていると、何千年もの昔にタイムスリップした気持ちになり、当時と同じように水を飲むが、皆さんのリュックからはまるで魔法にかかったように飴やお菓子、果物まで次から次と湧き出てくる。汗も引き、少し冷えた気分になったころ歩き始め、下田橋から今度は黒目川を下る。
大橋の欄干から鯉の滝登りならぬ川上りを眺める。膨らんだおなかを抱え、必死に上る2尾の鯉。たぶん夫婦の鯉が産卵地を求めてやってきたのだろう。麗しくもつらい作業だ。
Cグループはここから東久留米駅に向かったが、他のグループはコースどおり東久留米市スポーツセンターのある黒目川と落合川の合流点まで歩き、再び落合川を上り、スタート地点の東久留米西口中央公園まで歩き通し、無事、約10キロの回遊コースを制覇した。

Posted by taichiro at 2001年05月05日 20:21