2002年12月07日

黒光りする東京大佛

◎第247回【浮間公園、東京大仏、光が丘公園】=約12㌔=
 12月7日(土)午前10時、浮間公園に集合するはずだったが、生憎冷たい小雨が降っており、JR埼京線浮間舟渡駅北口の構内で屯したのは、39人。吹きッさらしの通路で打合せと体操をしたあと、スタート。
スタート時点では小雨も止み、何とか傘も差さずに歩けるようになった。20日前の下見時には美しかった紅葉もすっかり落ち葉に覆われた浮間公園は寒々とした冬景色。公園を縦断して荒川土手を遡る。

冷たい風の吹きッさらしだったが、スピードを速めた歩きで徐々に体が温まる。戸田橋、荒川戸田橋緑地とほとんど直線的な土手歩きは、さえぎる信号や道路がないため、快適に歩けるが、連続歩きのため結構疲れる。
笹目橋で左折。西高島平の陸橋を越え、赤塚公園に入るが、ここは、見事な黄葉落葉の絨毯と未だ残る紅葉の鮮やかさで目を洗われる。ちょっとした山道を登り、諏訪神社、竹の子公園と辿る。竹の子公園は小さな公園だが、いろんな竹が植えられ、竹がイネ科であることを知った。
階段を下りると目の前が赤塚溜池公園。この中にある郷土資料館を見学して休憩した。またまた小さな山道を登るとそこが赤塚城址という広場。何にもない広場が反って昔の城跡を偲ぶのに役立つから不思議だ。
不動の滝をチラッと眺めると、滝というより湧き水がしずくのように落ちていただけだった。乗蓮寺の黒光りのする東京大仏は、日本で三番目の大仏で、穏やかな目が印象的だった。松月院を眺め、しのがやと公園に沿って住宅地を歩き、東武東上線、川越街道を越え、赤塚新町三丁目から光が丘公園に入る。
すっかり冬景色になっている公園は寒々としていたが、広大な園内には大樹が生い茂り、紅葉がちらほら点在し、森林浴を楽しめる。どこからでも見える清掃工場の高い煙突を目標にわざわざ遠回りして園内を歩き、練馬区立温室植物園に到着。眼鏡が曇ってしまうような暖かい室内で、温まりながら見学。すっかり人心地になって解散した。

Posted by taichiro at 2002年12月07日 19:52