2002年11月02日

御地蔵様が送り迎え

◎第242回(A)【日光で史跡探勝と紅葉狩り】
 11月2日(土)昨日の雨はどこへやら、快晴の空の下、早起きして東武浅草駅に6時半到着。東武優待乗車証を利用して改札を通る。ホームは次第に混んできて行列ができてきた。
7時10分発日光行快速に乗車、満員ながらGNP一行17人は全員揃って座れ、ほっと一安心する。柳生のあたりで車窓から雪を被った富士山が望めた。
 東武日光駅に着くとさすがに寒く、用意した手袋と上着を着る。案内標識と地図を頼りに早速歩き始める。途中ひしやの「幻の羊羹」をお土産に入手、リュックを重くしてメインストリートの坂を上る。神橋は工事中で見られず日光橋を渡る。「世界遺産の碑」から瀬尾神社への道を登り始める。
 苔むした石段の脇を小川が流れ、杉の大木が林立し、処々に赤や黄に色づいた木々が点在して錦秋を謳歌しているよう。東照宮美術館、産の宮を過ぎ、林の中の緩やかな石畳の道を登る。「大小べんきんせいの碑」の二又を右に進むと橋に出る。左手に白糸の滝が白く落ち、正面の鳥居からは見上げるような急坂で瀬尾神社はまったく見えない。
 降りるのが怖いので下で待つことにする。元気組が降りてくるまで残留組はチョコなど食べながらがつがつ震えていた。二又に戻り右へ進み、行者堂を見て林の中の緩やかな石段を降りる。ぱっと広い道に出て左の二荒山神社に参拝。ちょうど綿帽子の花嫁さんが挙式中だった。西参道を通らず輪王寺を見て右へ曲がり日光奉行所跡を眺めながら少し歩く。
 車道は結構渋滞していた。左折して大谷川に下り、含満大谷橋を渡る。撼満ヶ淵の渓谷は透き通った青い水と巨岩と白い水しぶき、両岸は秋色の木々が茂り、大自然の芸術作品だ。慈雲寺は約70体のお地蔵さまが並んで迎えてくれ、今度はUターンした私たちを見送ってくれた。含満大谷橋に戻り、大谷川に沿って下る。ススキの穂が飛んでいるのかと思ったら、ポツポツと白いみぞれだった。
 日光橋のたもとで解散し、そば屋組と金谷ホテル組に分かれて昼食をいただき、それぞれ東武日光駅から2時と3時の快速で帰途に着いた。  [K.M 記]

トラさん映画を思う
◎第242回(B)【安藤広重新宿の渡し】=約10㌔=
 11月2日(土)午前9時30分、亀有駅、定刻に集まったのは13人。ちょっと寂しい感じだったが、JRに受け付けてもらって、体操もせずに9時40分頃出発する。
 亀有の商店街を通り抜け、中川橋を渡って、中川東岸を一旦北上し、5,6分したところからV型に反転して、南下した。しばらく住宅街を歩いた後、最初のお目当て青龍神社に到着する。蓮池の脇の参道を少し行くと小さい祠があった。あまり大きい神社ではない。拍子抜けしたが、それではならじとお参りすることにした。
 ここで、また反転して住宅街のあいだを縫って歩いているうち、町名表示で柴又が見えるようになった。トラさんの町に近づいたことになる。柴又帝釈天前の交差点ではGNPグループは、少し曲がり方を間違えたが、ともあれ帝釈天の境内にたどり着くことには成功した。
 この境内で参拝して、一休みした。観光スホ゜ットのトラさん記念館、山本亭は素通りして、柴又公園で11時10分頃、早昼を取る。この時分、天気は快晴、しかも日だまりで風も吹かない。江戸川の広々とした見晴らしを存分に楽しんだ。
 その後、江戸川堤防道路をトラさんの映画を思い出しながら、JR駅からハイキングの流れに乗ってゆっくり散策気分で歩いた。ただ、この辺りになると、天気はあいかわらず快晴だが、少し風が強くなってきた。また、矢切りの渡しがあったはずだが、今はもう特段のものは残っていない。むしろ、金町浄水場の施設があって、ここに随分お世話になっているのだなと、懐かしい気がした。
 金町小学校のあたりで堤防を降り、住宅街を抜けた後、金町商店街を通り抜け、JR金町のゴールに正午頃たどり着いて解散した。   [M.S 記]

Posted by taichiro at 2002年11月02日 19:46