2002年04月06日

秋川縫って古寺巡り

◎第213回【五日市の古寺めぐり】=約12㌔=
 4月6日(土)午前11時、久しぶりの自主企画で、JR武蔵五日市駅に集合したのは37人。駅前で体操をした後、スタート。
檜原街道をしばらく歩き、右折。この右折をトップグループは間違えてしまい引き返したため、Bグループと一緒に歩いて「あきる野市」の謂れとなった阿伎留神社に到着。平安時代の文献にも載っている古社でなかなかの風情がある。

石段で下って小和田橋で秋川を渡り、広徳寺に向う。桜並木はすっかり葉桜に変わりもう初夏の様相。江戸時代のままといわれる重厚な山門をくぐると目の前に2本の銀杏の大木、圧倒される佇まいだ。本堂裏手のタラヨウの老木も貫禄があり、茅葺の庫裏の北にはカヤの大木があり、この大木を眺めながら広場でお弁当を開く。
ここから下って佳月橋を渡り、五日市憲法の碑、開光院を見る予定であったが、Aグループは会長のせいで道を間違え、遠回りして五日市郷土館に直接到着。屋根裏で蚕を飼ってたといわれる古民家を見学。時ならぬ大勢の見学者に係の人は大童で説明をしてくれた。
裏道を歩いて3度目の秋川越えは西秋川橋。戸倉で左折して野崎酒造の蔵を横目に見て右折して大桜通りに入り、しばらく急坂を上り、光巌寺に到着した。
目的は根回り5メートルあまりといわれる白山桜。満開に咲き誇る山桜は、一本の木としては壮観である。約400年間、脈々と毎年花を咲かせていたと考えると落ち着きを失ってしまうぐらい見つめてしまった。
光巌寺からすぐ隣のように見える三嶋神社、実はいったん下って石段を100段余り上がらなくてはならない。辟易して階段下で休憩していた人もいたが、上ってみると古めかしい社が二つ建ち並び、杉の小枝が風に折れたのか境内に折り重なるように落ちている様、周りに人気がないだけ深閑としていい雰囲気だ。
ここから普光寺に行く積りだったが、時間が少し遅くなったので、檜原街道に戻り、街道を直進。小中野にある有名な黒茶屋でコーヒータイム。1時間近く歓談をしたあと、歩いて武蔵五日市駅にゴール。解散した。

Posted by taichiro at 2002年04月06日 17:48