2002年03月24日

広大な昔の国分寺跡

◎第211回A【お鷹の道と下河原緑道】
(JR駅からハイキングNO.14)=約11キロ=
3月23日午前9時30分、JR国分寺に35人が集合。前日までの温かさに比べいささか寒い朝。午後の予定があるので、皆さんより一足先に出発した。駅からしばらく住宅街を歩いていると、「お鷹の道入口」という案内板がかかっていて、これからいよいよウォーキンク゛本番という感じがしてきた。「お鷹の道」は尾張徳川侯のお鷹場があったために、この名がついたとのこと。脇には奇麗な水が流れ、「蛍のいる川」という看板があった。昔、わたしが幼かった頃は蛍なんかどこにでもいたのになあと、豊かになった現在ではあるけど、失ったものも少なくないことをちょっぴり考えた。それはともかく、小川は両脇が白木の杭で作られている。普通の川がコンクリートで固められているのに比べなかなか風情がある。
「お鷹の道」をしばらく行くと右に入る道があり、これが「真姿の池」に行く道。そこには崖があり、崖下から滾々と水が湧いている。ポリタンクに水を汲んでいる人もいた。飲めるのなら飲んでみようとしたが、「生水は飲まないで下さい」とあった。
「お鷹の道」の終点に現在の国分寺がある。そこから少し行くと国分寺七重塔の遺跡があった。とすると、この間はすべて昔の国分寺の敷地という事になり、在りし日の国分寺はさぞかし広大なものだったろうと思う。
国分寺遺跡から府中市民球場までの間には府中刑務所の高い塀が続く。そんな周辺にもけっこう民家やマンションが建っている。「どんな気持でそういう所に住んでいるのかな」と、少し不思議な気がした。また、球場までの道には満開の桜が続いていた。この辺りでGNPのA班に抜かれた。
球場を過ぎると下河原緑道に入る。「緑道」の説明を読むと、これは昔のJRの線路跡とのこと。普通の緑道は河川を暗渠化した跡だから、この下河原緑道はきわめて珍しい例だ。そのせいか、緑道の両脇に普通の道が並行していた。
緑道が終わると「いこいの森」に着く。11時10分頃だったが、ここを過ぎると食事をするところがなさそうなので、公園の中でお弁当をひろげた。しかし、寒い。雨は降っていないが、天気予報と違って、お天気にはならない。ここで用意のチョッキを着込むことにした。
弁当を終えて、後は終点へ一直線。ゴールはサントリー工場の中にあり、ビールが振る舞われたそうだが、アルコールには関心がないので、サントリー工場前は素通りして、府中本町駅へ向かった。
ところが、終点でちょっと道に迷う。私の前を駅からウォークの目印をつけた人が歩いているので、その人の後をついて行くと、着いたところは予定にない大国魂神社。どうも別のグループらしい。お陰で一つ余分に見たことになる。手近な人に府中本町駅に行く道を聞いて、駅にたどり着いたのはちょうど12時頃だった。
本日を総括すると、桜は見事だったが、意外に寒かったという事になろうか。 (M.S記)

面影残る旧取手本陣
◎第211回B【水戸街道 将門伝説を訪ねて】
(JR駅からハイキングNO.35)=約8㌔=
 3月24日(日)午前9時30分、JR取手駅東口に集合したのは4人。のんびりムードで光明寺、金門酒造、取手緑地運動公園、旧取手宿本陣、長禅寺、田中酒造と歩き、取手駅にゴールしたのは11時半。一般道が多く、しかも歩道がないため、自動車が通るたびに小さくなったりして、あまり満足したコースではなかった。わずかに旧取手本陣に昔の面影が残っていた。記念メダルを貰い、食事をして解散した。

Posted by taichiro at 2002年03月24日 17:44