1999年11月13日

94.自然が残る鎌倉・金沢ハイキング

11月13日(土)午前10時(参加34人)
=約15㌔=
 久しぶりに鎌倉路を歩くと思うと胸が躍る気がした。北鎌倉駅に到着。まず受付を済ませ、いろいろなパンフレット、マップなどを手に、いざ出発。
 明月院に入るはずが建長寺方向に歩き出す。境内へ入るやいなやその荘厳さを感じさせる。境内をしばしめぐり小休止。寺内を横目に見ながら前方の登る階段を見て驚きと凄さを感じた。秋の鎌倉路を行くなんてロマンチックなことを思っている場合ではない。階段は狭く、行き交う人の多い中、カラス天狗様に見守られながらひたすら登る。それにしても急勾配である。これもウォーキングには違いないだろうが、ひょっとしたらミニ登山にも似たコースではないか。
 

ハァーハァーしながら411段の階段を上りきり、ようやく見晴台まで到着。見晴台からの眺めは素晴らしく180度の眺めだ。その中でちょっぴり頭を覗かせた富士山は心を和ませた。つかの間の休息をとり、いよいよ天園ハイキングコースに入っていく。アップダウンの続く山道をしばし歩く。
 それにしても人の多さに驚く。特に子供たちの多さ。今日は休校日とのこと。歩いては立ち止まりの連続でなかなか前に進めない。我がGNPのメンバーとしては少々物足りなさを感じさせた。いざ十王岩を目指してまだまだ登り降りの連続だ。紅葉の間からこぼれ日が顔を照らす。また時折吹くそよ風が汗の頬を撫で通り過ぎていく。実に気持のいいものだ。ここが十王岩なのか、目の前がサーッと広がる。
 汗を拭いながら喉を潤す人、子供たちと一緒に弁当を広げる親子連れ、実にのどかな風景だ。今までのあの登り降りの激しさなどどこ吹く風だ。峠の茶屋はまもなくのはず。
ようやく到着である。先に到着した人たちはもう各々お昼を摂っていた。一緒に歩いてきた人たちの話を聞くと峠の茶屋から右方向、瑞泉寺の方へ降りるとのこと。では自分もその方向へと思い、8人の列に連なることにする。行き交う人々にコンニチハの言葉をかけながら鎌倉市街地に降りていく。ここで秋の鎌倉路のウォーキングは終わり。夕陽を背にしながら優しい自然の偉大さを感じながら帰路につく。 
    [I.S 記]
なお、本隊は、横浜自然観察の森を通り、金沢自然公園の中にあるののはな館で小休止。その後、能見堂跡を見て六国峠出口から京急金沢文庫駅まで向かい、ここで解散した。

Posted by taichiro at 1999年11月13日 15:19