2003年12月13日

煩わされず遮られず

◎第298回【師走に染まる並木道と銅像めぐり】
12月13日(土)午後1時、東京駅丸の内南口に集合したのは、40人。午前中、東京ビッグサイトのみどり会バーゲンセールに参加した有志は、買い物でリュックはパンパン、その上、手提げ袋まで持っているので、ちょっとウォーキングには不向き。

 簡単な打合せの後、出発。まっすぐ丸の内ビルに向かって横断したため、中央口前にあった日本の鉄道の父と呼ばれている井上勝像は遠くから眺めただけで通り過ぎる。広々とした皇居前広場の中を南北朝時代の武将、楠木正成像まで歩き、ここで体操を実施した。
 続いて祝田橋を渡り、日比谷公園内を歩く。色とりどりの紅葉が美しい。西幸門前から右折して外務省と財務省の間を通る広い道はイチョウ並木が続き、快晴の青空に映え、目が洗われる。国会正門前を通り、憲政記念館に入った。憲政の神といわれる尾崎行雄像は池の中にあって意外に小さな銅像だった。国会図書館通から右折して青山通に出るが、その間、警備の警官に3度も誰何を受けた。何かが起こるかもしれないけど、ほとんど起こりそうもないことのための警備。通常の神経では耐えられなくなるだろうと同情しながら歩く。
 青山通を横断して国立劇場の裏道を通ったが、平河天満宮はうっかり見過ごして麹町1丁目で右折、千鳥ヶ渕に入る。お堀沿いの遊歩道は自動車に煩わされることもなく信号にも遮られず、歩けて気持がいい。九段坂上の手前でトイレ休憩をとった。
 靖国通に面して明治時代の陸軍大臣、大山巌像、同じく当時の内務大臣等を歴任した品川弥二郎像が続く。靖国神社に入ると、上野の西郷隆盛像、本日二番目に見た楠木正成像とともに東京の三大銅像の一つ大村益次郎像は巨大だ。
 靖国神社の右手に出て、新見附交差点から外濠公園に入る。右手にJR中央線を見下ろしながら木陰の遊歩道をのんびり歩いていると師走の慌しさをしばし忘れさせてくれる。四谷駅手前の遊歩道終点で体操。小春日和に恵まれ、今回も快い疲れに酔いしれた。=約9㌔=

Posted by taichiro at 2003年12月13日 15:16