2003年09月27日

瀟洒な町と歴史の町

◎第287回【田園調布から立会川】=約13㌔=
 9月27日(土)午前10時、久しぶりに西武、京王、小田急、東急、京急5社合同の「東京新発見ウォーク第4区」に参加するため、東横線田園調布駅に38人が集合。各自で受付を済ませ、保存されたクラシックな旧田園調布駅舎をくぐり、再集合地、宝来公園に向かった。途中の住宅地は瀟洒な建物が多く、さすが田園調布という趣。宝来公園で打合せと体操をした後、多摩川台公園に向かう。

 ここには、亀甲山古墳など、多摩川沿いに数多くの古墳が存在し、歩きやすい道が続いている。多摩川治水記念碑を過ぎた後、多摩川河川敷を歩くが、ここは木陰がなく、日向に照らされ、汗がだらだら、結構苦しい。沼部配水樋管があるところから住宅地に入り、東横線の踏切を越え、こまごました道を通り、御嶽神社に到着。古びた社殿に歴史を感じながら通り過ぎ、今度は直線に近い道を荏原病院に突き当たるまで歩き、[用水の流れる遊歩道]に来たが、意外にちゃちなものだった。
 歩道橋を渡り、まごまごしながら小さな路地に入って洗足池公園に着いて、ここで休憩。日蓮上人がこの「千束池」で休息して傍らの松に袈裟を掛けて足を洗ったと伝えられ、その松が[日蓮上人袈裟掛けの松]と言い、千束池が[洗足池]と称されるようになったとか。ここからまたまた直線的に歩き、大井警察までうんざりするほど長い。途中伊藤町公民館があり、昔は伊藤町と言われていたようだ。しばらく行くと「伊藤博文公墓所」があるところから博文公にちなんだ町名だということが分かった。
 大井警察で右折。鹿嶋神社を経て大森貝塚遺跡庭園を左折して桐畑地下道をくぐると鈴ヶ森刑場跡。なんとなく霊気を感じ、思わず手を合わせてしまう。旧東海道をほんのちょっと歩き、路地に入ると、そこがゴールの京急線立会川駅。スタンプ帖に完歩の証しをつけてもらい解散した。

Posted by taichiro at 2003年09月27日 14:25