2003年07月19日

贅沢の極み煉瓦造り

◎第278回【夕涼み鉄道橋と日本橋銀座】=約8㌔
  ことし初めての夕涼みウォーク、雨が心配されたが、絶好の薄曇。7月19日(土)午後5時、秋葉原駅前電気街口右側広場に集合したのは、何と49人。

 人通りの多い駅前でも一際目立つ存在、簡単な打合せのあと、徳江さんの指揮で体操を始めると通行人が好奇の目で眺めていた。
 雑踏を極める電気街を右に左に身を交わしながら、昌平橋架道橋にかかるとうそのように人込みがなくなる。明治37年に築造された重厚な鉄道橋が今も現役で中央線を支えている。
交通博物館に飾られている弁慶号を外から眺め、神田駅の高架下に出る。ここも煉瓦造り、ほとんどが車庫として活用されているようだが、よく見ると贅沢の極みとも思えてくるから不思議だ。
 閑散さと混雑さが交互に訪れる駅前高架下に沿って歩き、江戸見附の石垣が残る常盤橋公園は青テント族が屯し、雰囲気がよくない。常盤橋、一石橋を渡り、今度は天下の日本橋を渡り、続いて江戸橋を渡る。つまり日本橋川をジグザグに通り抜けたことになるが、川が淀んでいるせいか、悪臭が気になる。
 坂本町公園を横目に眺めながら左に曲がり新大橋通りを渡り、桜川屋上庭園で休憩。敬老館や女性センターが入っているビルの屋上が庭園になっている。造築されて10年ぐらいになるだろうか。初めはちゃちなもので、こんな施設、趣味の問題だと軽蔑したものだが、今では緑も濃くなり落ち着いた雰囲気。都会の喧騒の中で一つの潤いのようなものになっている。
 廻船の守護神とされている鉄砲洲稲荷には人っ子一人いない静かな佇まい、ちょっとだけ手を合わせ、新大橋通りに出る予定が曲がり方を間違え、再び桜川屋上庭園の前に出てしまい、そのまま鍛冶橋通りに入って左折。通りを直進して彈正橋を渡り、様相を変え高層ビルが林立する鍛冶橋交差点を通り、JRの高架下を抜けると、そこはゴールの東京国際フォーラム。
 薄明かりが残る広場で整理体操をして解散した。

Posted by taichiro at 2003年07月19日 11:03