2003年06月21日

手入行届く大名庭園

◎第274回【ゆりかもめを歩く】=約11㌔=
 6月21日(土)午前9時、地下2階とは思えないカレッタ汐留カレッタプラザ「亀の噴水」前に集合したのは、47人。新橋駅から初めて歩くと、今どこを歩いているのか、東西南北どちらに向いているのか、さっぱり分からないまま表示や案内図を見ながら探すが、その案内図の名称が新しいものばかりで見当がつかない。とにかく恐る恐る直進して空の見える広場につくとそこが亀の広場。まさにコンクリートジャングルの中に出来た広場。ビル風のせいか意外に涼しい。

 打合せをした後、体操をするため、石段を登り燦燦と日の当たる広場まで出たが、この階段、どういうわけかハードだった。徳江さんの指揮のもと体操をした後、旧芝離宮恩賜庭園に向かい、入園。
 江戸最古の大名庭園と言われ、浜離宮庭園に比べると約6分の1とこじんまりしたものだか、どこに居ても庭園全体が見渡せ、手入れも行き届いている。案内の方の説明を受けて庭内を一周。アジサイが今を盛りとばかり華やかに咲き誇っていた。
 今度は竹芝埠頭に向かう。いつのまにか埠頭がきれいになり、船に乗り込む様子はまるで空港のようになっている。乗降口が船の2階に横付けされ、待合室から直接乗り込めるようなスタイルになっている。埠頭のはずれで新婚カップルに出会う。みんなで祝福の拍手をしたところ、花嫁さん、ぽっと頬を赤らめ、こちらまで見とれてしまった。
 ここからレインボーブリッジまでほとんど直線だが、直接、太陽にさらされ、木陰も建物陰もほとんどなく、日射病にならないか心配した。かつて有料だったレインボーブリッジ遊歩道、現在は無料になっている。自動車道に平行した遊歩道、相変わらず騒音と排気ガスに辟易した。途中、休憩所があったはずと期待していたが、現在閉鎖。これでは歩く人間はますます少なくなってしまう。本気で遊歩道を作っていない証拠だ。
 やっとお台場海浜公園に到着して休憩場所を探すが、木陰らしいところがなかなかない。浜辺ではもう水着姿が出ていて、外人の水着、ティーバックっていうのかな、ちょっとした目の保養にはなった。しかし、うだる暑さのほうが強く、台場一丁目のコーナーにあった木陰で休憩して、水を補給して、いざというところで解散指令。
 潮風公園、船の科学館に2,3の方が向かい、4,5の方はビッグサイトに向かい、後の大半はその近所でお茶をしたり、食事をしたり、まったく真夏のようなウォーキングになってしまった。

Posted by taichiro at 2003年06月21日 10:56