2003年06月07日

ひなびた矢切の渡し

◎第272回[小岩菖蒲園から矢切の渡し]
 6月7日(土)午前10時、薄曇りの涼しい空の下、あやめの花が満開の小岩菖蒲園に40人が集合。JR小岩駅からは結構な距離で、着くまでに一汗かく。平成10年第23回で実施したコースだけど、記憶がずいぶん薄れていて心もとない。

 菖蒲を鑑賞してから10時30分歩き始める。江戸川を下り、市川橋を渡り、土手から、水上スキーを眺めながら川を遡る。入り口が変わっていたが、里見公園は芝生や噴水やバラ園などが出来ていてずいぶんきれいになっていた。トイレ休憩しているとCが到着、一緒にちょっと休む。
 地図と記憶を頼りにじゅん菜池公園を目指す。交番があったので尋ねると目の前がそこだった。ここもずいぶんきれいで違う場所のよう。池に向かって進むと向うに一塊の団体と黄色の旗が見えた。「アッ、いたーッ」。先着のAグループを見つけて歓声を上げる。何故だか拍手で迎えられ、怪訝に思っていたら、Aは里見公園に行かなかったそうだ。
遊歩道も木々も池もきれいに整備され、前回とはまったく趣が違う。じゅん菜が見つからなかったが、最後の湿地帯のようなところが栽培地だったらしい。公園を出ようとすると先行組が見えなくなった。住居表示を探しながらとにかく進む。国府台と下矢切の境目あたりで心細くなり、車に乗り込もうとする若い男性に矢切の渡しを聞くと、丁寧に教えてくれた。四辻を左折、信号を渡る。店らしくない八百屋で作業中のおばさんに矢切神社を教えてもらい、やっと、合流できた。
 ここからは道なりに進む。野菊の墓公園に上り、歩道橋を渡って文学碑を訪ねる。階段を下り、坂を下って江戸川ラインハイキングコースを歩く。田んぼのあぜ道が、きれいになっていた。キャベツ畑や葱畑がひろがる。土手を登って、やっと川が見えた。土手の上の穴が開いた石は川の一里塚だそう。土手を下りて矢切の渡し場まで歩く。
 ひなびた様子は以前のまま。モーターボートがエンジンを停止して横切っていった。向う岸からゆったりと渡し舟が戻ってきた。結構大勢の乗客、「1回じゃ無理だわね」とか言いながら上がっていった。一人100円ずつ手に持って舟に乗る。わがGNP含め30人ほどが乗船。乗り切れない人は次の便を待つ。
 川の水深は約6メートル程だそう。途中立ち上がった人がいてざわめく。さわやかな川風に吹かれ、時間が止まったような一瞬のような時が過ぎ、対岸に着く。こちらにも大勢の人が並んでいた。
 解散場所の柴又公園にはCがすでに到着していた。体操して解散。柴又駅は1時間に3本しか電車が来ないことを改めて知る。今日ウォーカーがいっぱいだったのは国府台駅のウォーキング大会のため。

Posted by taichiro at 2003年06月07日 10:49
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